
FLORA ROOM Artificial Floral Design
フローラルーム・アーティフィシャルフラワー・フローラルデザイン
花装飾作家 中山亜希子です
春が近づくたびに、私はあることを思い出します。
10代の頃、イギリスで過ごした日々のこと。
ホストファミリーの家に足を踏み入れた瞬間、なぜか胸がいっぱいになったのです。
生花ではない。でも圧倒的に美しい。
リビングの一角の窓辺に飾られたアーティフィシャルフラワーが、
やわらかな光の中でそっと揺れていました。
「きれい」ではなく、「ここにいたい」と思わせる何か。
その感覚が、ずっと胸の奥に残り続けていました。
それから時を経て、当時住んでいたサンフランシスコで訪れたマダムYのご自宅サロン。
扉を開けた瞬間、また同じ感覚が訪れました。
木製のヨーロピアンテーブルの上には深紅の牡丹。
窓際のコンソールテーブルには淡いグリーンのプランター。
ゴールドの額縁に収められた花の絵画。
「このおうちの中は全部、どれも意図して置いているのよ。」
マダムYはゆっくりと微笑みながら、話してくれました。
居るだけで満たされていく、不思議な空間。
それは偶然ではなく、すべてに意図があったのです。
あなたのお部屋は、今、どんな気を放っていますか?
何となく選んだインテリア。 とりあえず置いたお花。
「なんとなく落ち着かない」その感覚——
もしかしたら、空間が何かを語りかけているのかもしれません。
次回は、私が「花と空間」の深い関係に気づいていったお話をしたいと思います。
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