[満室経営 NO.37] あと何年働いてもらうのか | 『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

『満室経営 365』 ~名古屋賃貸管理の現場から~

リクルートで、不動産情報誌の仕事をトヨタ自動車で賃貸住宅部門の立ち上げに参画、現在は名古屋で不動産会社CLASS ONEを経営しています。実際に日々、賃貸管理、賃貸仲介、売買仲介を行っている立場から、実感した「空室対策」をほぼ毎日綴ります。


 賃貸経営を行っていると


 経営上、悩ましいこと、判断に困ること


 が色々でてきますが、その中のひとつに、


 「リフォームはどこまでやるべきなのか?」


 ということがありますね。


 これ、本当に難しいです。



 築年数が経ってくると、どうしても今のニーズに


 そぐわないものがでてきます。



 これだけ市場に空室があふれてくると


 原状回復リフォームだけでは、魅力ある物件、


 差別化された物件にはなりませんし、


 バリューアップのリフォームをする場合は、


 「中途半端なリフォーム」では、かえってお金の無駄使いとなる


 ケースが多い・・・


 

 では、一体、どれぐらいの予算をかけて、


 どの程度のリフォームをすればよいのか?



 市販の賃貸経営指南本には、


 「家賃の6か月で回収できる金額が上限」とか


 「バリューアップリフォームなら、36か月まで」とか


 「リフォームは投資なので、利回りを考えて」とか、


 いろいろなことが書かれています。



 当然、こたえは物件により様々ですし、


 大家さん(オーナーさん)の収益計画(目標)によっても


 異なります。



 結局のところ、自分の賃貸経営にはどれぐらい必要かは、


 いつも取引のある、管理会社や仲介会社の担当者と


 相談するのが良いと思いますが、これを検討する際に、


 重要な指標は、



 「この物件に、あと何年働いてもらうのか、


 いくら稼いでもらうのか」というシミュレーションです。



 このことを大家さん自身でよくお考えいただき、


 「最低限のリフォームで賃料対応で空室を埋める戦略」でいくか、


 「バリューアップリフォームで賃料UP、維持を狙う戦略」でいくか。


 を検討してください。



 もし、バリューアップを狙うなら、物件が1歳でも若いうちに


 手を打ちましょう。


 リフォーム後、稼いでくれる年数が少しでも長くなるように。



 これ、重要です。






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