外交官が書いた本。外交官は数字がダメな人種の集団なので、マーケットの自立度が人口に比例する事実を知らない点をもろに露呈していた。ネオリベラルの危険も全くわかっていない。
 

他方で日本の「エリート」は営業ができない、現地に行って足を運び、自分の目で見て確かめる力が極端に弱く、中東ビジネスの最前線で全く通用していない現実を再三指摘している。まあこれも予想通りですね。


決まっていないことに対してなんのストーリーも描けなければ、責任も取らないのでUAEの要人を激怒させた。まあその通りでしょうね。見ていればわかります。安全な橋しか渡ろうとしませんから。愚かですね。エリートというのは自分が先陣切ってリスクを取ってでも結果を出す人間です。受験エリートのそれではありません。