自分の授業の解説をするのはやや気がひけるところではあるんですが、誰がしてくれるわけでもないので改めて特徴の説明を。できれば映像を部分的にでもご覧になっていただきたいんですが、題材が中学数学なので簡単です。

基本的に僕の場合答案を殴り書きしません。生徒側が自分の口で語り出すのをなるべく待つようにしています。

感覚を言語化する習慣がないと、まず感覚を言語に固定化し、相手に伝えることができなくなってしまうのが一つ、それができないと無自覚なままに自分自身を誤魔化すことになってしまうことが一つあり、これを防止することが一つあります。両者ともに進学校の学生でもしっかり出来ている子はほとんどいません。特に理系。日本の多くの学生ができないことです。

授業を受けっぱなしだとまずわかった気になりがちです。そして得点は出たとしても頭の中では理解が及んでいないため、表面をなぞらえるのみのバカを量産しかねません。

計算練習の類もほとんどしません。解き方の筋だけなるべく伝えます。ただそれも、自分からは与えず、あくまで生徒の筋を見ながら補正をかけていくという経路をとるようにしています。ただし計算に関しては、映像の中にもある通り、筋の悪さを実感させるために敢えてやらせるという場合もあります。
自分が点数取ることと、それを伝えることとの間には、後者には言語で伝えるための表現力が、要求される点で大きく異なります。

僕は大学生のスタッフには「科目指導は誰でもできる」と伝えています。彼らの多くはそれは自身の知識や答案作成のスキルを吐き出せば授業になると思い込んでいるからです。ましてや学力が高めなどなおさら錯誤します。しかし他者、つまり生徒を十分に観察し、必要な助言を適宜汲み取ることができなければコミュニケーションは成立せず、よって指導で効果を上げることもできなくなります。

大学生スタッフには、高いコミュニケーション能力と、その先にあるリーダーシップを養うことを強く要求しています。科目指導というのは所詮そのための手段にすぎません。人を動かす力を身につけることが何より重要だと考えています。


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