teatime_11-22-2015
次回の食事会は13(日)の18時で調整中です。
どうぞふるってご参加ください。

東大よりハーバードに進む高校生が増加中 その理由は「将来への不安」

判で押したかのように「不安」を口にしますが、要は自身の手で信用を生み出す力が無いのが最大の原因です。これは別に国内だろうが海外だろうが関係無い。大事なのはリーダーシップが備わっているかどうかです。

また「東大よりハーバード」が「増加」とするタイトルも殆ど飛ばしに近い。両者の絶対数は全く違います。加えてあたかも海外進学でトップ=ハーバードとする見せ方が非常に安易です。どこの国だろうが出来る奴はいますし信用も生み出せます。

国内組の偏差値秀才の最大の弱点は説明責任能力(accountability)の欠如です。これは親世代も同じです。エスタブリッシュメントに逆らえず、どこまでも自分をひた隠して埋没してしまい、能動的に社会を築き上げていこうという強い意思が見られない。口では謙虚と言ってるが要は自分がないので出せない。自分らしさがないので自分をさらけ出せない層が本当に多い。自分を出せないからこそ若年世代は上の世代にいいようにあしらわれたり、他の先進国の同世代からも舐められたりするわけです。

自身の感覚を言語化し、それを価値の源泉として信用を伝播させる力がない。これが酷くなると障害を放置し、制御する勤めを全く怠っている障害者でも、東大入れれば勝ち、と学校も親もみなす土壌があります。
他方で中等教育レベルでの科学教育の完成度は、欧米圏のそれの比ではありません。圧倒的に強ければ学費のコストパフォーマンスもはるかに上です。上に行けば行くほど正統な学びを実践できています。逆に学力下位の学生ほど科学への理解が浅くなり、酷くなると全く不適合で感覚すらないというレベルまで落ち込みます。
早い話が学力下位の学生ほど言語や海外進学に飛びつき、「自分のカラー」を言語教育だけに求めようとする構図があります。

海外進学組の最大の弱点は科学の素養がないことです。あるいは怠っている。楽だからであるのが一つ、幼少期からの地道な積み上げを怠ってきたのが一つ。後ろめたさがあるわけです。学部入ってから鍛えればいいという意見は、理Ⅰや東工大を安定圏内で抜けれる学生からすれば片腹痛い方便で、まず適応できないことが通常です。

科学への理解と多言語による対話能力のどちらを優先させるかは、まず両立しえない限界の判断が要求されます。双方が並び立つのは4強でも少ない割合しかいません。

そしてどちらが重要かと問われれば明らかに前者だと答えます。日本の場合はまず人口規模で見ても国内に独立したマーケットが存在し、敢えて文化障壁を切り崩す必要がない、世界水準で見ても類を見ない国です。内需が9割であることもその証左で、韓国や中国のように外需頼りで不安定な国内環境に怯える必要がありません。そして内需拡大はマクロ経済成長戦略の王道です。逆に言えばTPPに見られるように欧米圏側のカモにされやすい。それくらい魅力がある国だということです。

馬鹿の一つ覚えのように医学部に流れ込むのもやめるべきです。少なくともエリートの生き方ではありません。職業訓練校は所詮職業訓練校です。人格形成もリーダーシップの形成も期待できません。職業人としての人格以前に個としての人格形成の方がはるかに重要です。これはアメリカの方が判断が正しいと考えます。
18前後では人格形成の方が優先順位が高いにもかかわらず、それが未熟な状態で職業訓練をねじ込んだ結果人格に障害をきたしている医学部生を見ることが少なくありません。そうでなくても視野が非常に狭い。既に失敗を露呈しています。知能の高さは生産性の高さとは相関をなしません。自分のことで精一杯で時勢を見渡せない医学生は山ほどいます。

多くの学生が医学部を選ぶ理由が費用対効果です。ではなぜ費用対効果ばかりを考えるのでしょうか?答えは明らかで自身で信用を生み出し、豊かさの底上げをしていく自信がないためです。自分だけのバランスシートが改善することに目が行きすぎていて信用が伝播しない。問題は費用対効果で益になるかどうかではなく、周辺に富をもたらし得るかどうかです。

信用を生み出せない人間をエリートと呼ぶべきでしょうか?NOです。職業訓練の中でリーダーシップは養えません。周辺との対話と人格形成の中で備えるものです。そこを履き違えています。カモにされるな、自立しろ、肩書きで仕事をするな、自分を出して自力で富を生み出せ、という話なのです。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

logo

HP http://www.classoncloud.jp
facebook https://www.facebook.com/classoncloud.jp
mail customer.classoncloud@gmail.com

体験授業は土曜17:00から随時定期的に実施しています。

どうぞお気軽にお問い合わせください

>>>
体験授業のお問い合わせはこちら

説明会・食事会も定期的に実施しています!高校生・大学生が主な対象となります。
>>>食事会へのご参加はこちらから

懇談会の日程調整ツール 調整さん