
一昨日の早稲田本庄文化祭での一枚。
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次回の食事会は11/1 15時から市ヶ谷で実施します。
JG生&OGが主な対象です。どうぞ奮ってご応募ください。
毎回予算は1000円前後です。
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もうだいぶ前でしたが、何人かの豊島岡OGにはお越しいただき、その中で共通して見えてきた同校と学生との間で抱えているであろうと思われる課題を整理してみます。
①規模が大きいため、上下関係が希薄
これは入る以前の時点でわかることですが、豊島岡はJG・oin・渋幕女子と比べても定員が大きめで、350人程度います。開成もそうですが、一学年の人数が多すぎると把握できる同期の数には限界が出てくるようです。開成の場合、2/3くらいはわかるが後は…と答える子は何人かいました。豊島岡も同様ではあるようです。
規模の小さな学校では上下関係の結束がかなり堅くなります。数が少ないため認識しやすく、また上下で一体化することで規模を確保しようとするためです。そうした学校でも学年が4つ以上開いてしまうと上下のつながりは失われがちですが、それでも間接的につながっていくことができるので共通の文脈を維持することが割と容易です。
上下の隔たりがなく、結束が硬いというところでまず思い浮かぶのは灘ですが、フラットで分け隔てのないコミュニティというのはそれだけで大きな競争力を生み出します。粒が揃えば揃うほど、質の高い知を共有し、それを互いに享受することが可能となります。
②「新興勢力」であるせいか、マネジメント側がイメージ戦略にだいぶ力を入れている、ようにうかがえる
これは OGから共通して得られた意見ですが、学校側からの部活動や文化祭の準備に対する介入はそこそこあるようです。例えば文化祭は集客の場としては最も大事なイベントであることには間違いなく、ここでの準備をしっかりやるようにという指導は熱心に行われている印象を受けました。
他方でそこに多くの労力を割くことを要求されているように感じるOGも少なくないようで、特に科学系の部活動では思い思いの研究なり練習をしたいという子はいるようです。またカリキュラムもかなりかっちりしており、学校側からの課題も投げられるようであるため、受験対策は十分な様子ですが、大胆な学部以上の先取りや指導要領外の研究に手を伸ばしては感覚を養うことができている学生は少ないようです。
③そうであるがゆえに学生側も冷めている
どこの学校でも入った当初は学校に多くの期待と夢を抱くものですが、学校側のイメージ戦略が表立っているために、そこに窮屈さを感じ、学年が上がるにつれてどうせ変わらないだろうと冷めてしまう子も少なくないようです。ちょうど過渡期で変わりつつあるという話も聞きますが、基本的には居心地の悪さを感じているようです。また若干名、転校したOGにも同種の話は伺いました。
例えばJGは言語教育が強く、oinは理科の実験教育には信頼を置いて良いと感じます。この二つに準じるポジションにあると内外から認識されている豊島岡の強さがどこにあるかは、ワンフレーズで言えるものはパッとは出てこないかもしれません。
そしてこの両校はそのスタイルが内外に広く知られていて、かつ関係者もそこに信頼を寄せているためそこまでプッシュしたイメージ戦略をとる必要がないのに対し、豊島岡の場合、未だ伸びてきた学校、というポジションであること、人数が多いことからの管理の難しさ、そうであるがゆえの内外での軋轢を生じる局面もそれなりにあるようには感じます。少なくともOGの一部はそのように感じているようでした。学生のポテンシャルが高いため素直に伸びていくこともまた多いと感じますが、かなり思うところはあるようです。
全体的にやや前のめりな印象がある豊島岡ですが、数学が特段強いわけではないという女子校の事情はやはり当てはまると感じています。そうした学生に対し、少し大胆な学び方を実践する場を、もちろん豊島岡に限らずですがー提供できればと考えています。
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