
当然の結果ですが、ギリシャの緊縮財政受け入れの国民投票は否決に終わりましたね。
そもそもデフレ下や不況トレンドの局面において緊縮財政を採るバカな国なんてあり得ない訳です。物価の安定は政策レジームの意思決定に直結すると言う常識が共有されていないのが日本です。
日本も同様です。この20年間延々とデフレ状態だったにも拘らず、公的機能を袋だたきにし、「民間の活力」なるものを過大評価して、公共投資を削り続けて来ても尚それをおかしいと声を上げてこなかった大人達は、何も見えていなかったことを猛省すべきです。
不況下で「自分だけは生き残りたい」為に延々と競争を煽る大人は最悪です。更にはその中で子供に苛烈な競争を煽り、見返りが無いにも関わらず「自分は子供に良いことをしている」等と思い込んでいる親が多過ぎるとも思います。何も見えていなかった原因が、実は親自身の不勉強にもまたあったのだと言うこともまた、自覚すべきです。
本当に根の深い問題と言うのは可視化されていないものばかりです。例えば子供に対して、「勉強しろ」と言い続けるのは、そこに問題集が山のように詰み上がっているからでもあり、一部の賢い子がそれを嫌悪するのはただの作業に成り下がっているからである訳ですが、知能の高い子や洞察の鋭い子は、可視化されていない問題にこそ関心を高めることが出来ます。そしてそれは大人は尚更でなければ行けないのは言うまでもありません。
ちなみにこういう話はcocでは経済のクラスで扱っています。この夏はピケティの冒頭1/3の部分を1ヶ月かけて読み込むクラスを設置しました。大学生も含め、受講も検討して頂けたならばなと思います。
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