shio


こんばんは、生活がだんだん軌道に乗ってきました、shioです。

今日は、高校・大学教育について僕の思うところを、少し書いてみようと思います。



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僕の通う東京大学は、一二年は教養課程といって、一般教養を学びます。その内容がなかなか興味深くて、もちろん高校範囲よりハイレベルなことも学びますが、高校範囲よりもより"基礎的な"こともやるのです。

言い方を変えます。文部科学省の学習指導要領において、高校範囲というのは決して基礎的なこととは限りません。

HAtomOrbitals.png
HAtomOrbitals.png by Falcorian CC
from wikipedia


例えば化学において、電子軌道やbond/anti-bondを習わないまま、二重結合だのベンゼンだのを習うのです。高校時代僕は、なぜ水素原子二つが結合するのかもわからないまま化学を勉強していました。ちなみにいまもよくわかっていません。例えば数学、これは手垢がつくほど言われていますが、limの定義もしないまま極限、微分積分をするのです。せめてε-δくらいは知っておくべきだとは思います。

僕はこれが悪いことだとは思いません。限られた時間で、限られたことしか教えられない中、少しでも実践的なことに手を出して興味を持つ必要があるのはわかります。ただ、これは学びへの手掛かりであって、学び自体ではない、ということだけは留意しておく必要があると思うのです。

苦手だけど好き、好きだけど苦手という科目がある方は特にこれに気づいて欲しいです。苦手だからこそ高校範囲を超えた、高校範囲よりも"基礎的な"ことをやってみると、足場がしっかりして展望が開けると思います(すごく逆説的ですが)。

如何せん僕が特殊な受験勉強をしたもので、あまり皆さんの参考にはならないかもしれませんが、一部の僕みたいな人に共鳴してもらえたり、僕みたいじゃない大部分の人に「こういう考え方もあるのか」と知っていただきたくて筆をとりました。

それでは、今回はこの辺で。





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