第27話 お客さまはやっぱり神様です | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

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株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ


家具は、一生のうちでも、何度も買うモノではないので、
慎重におすすめしなくてはいけない。

長く使うもので、毎日の生活にかかわるものなので、

「とにかく買ってもらえればいい」

などという気持ちにはどうしてもなれませんでした。

自分自身が家具好きなので、
居心地の良いインテリアに囲まれて暮らしてほしいという
気持ちが強いのです。

もちろん、これは私だけのものではなく、
営業の仕事をしている多くの方が自分の扱う商品に対して
もっている気持ちでしょう。


ある日、お客さまを案内して事務所に戻ってきた
男性社員がこう言いました。

「まいったよ、
ソファ1つに3時間もかけられちゃったよ」

営業の効率からいえば、
短時間でたくさん売る方がいいのは確かです。

しかし、お客さまには即断即決の方もいるし、
買い物にじっくり時間をかける方もいます。
販売員の都合を優先させるような考え方は
避けなければなりません。

ソファ1つであっても、丁寧に提案して、
真心をこめて接客をすることが
次回の来店、次の売上につながっていくのですから。




その頃の自分の接客姿勢は

「お客さまは神様です」というものでした。

お客さまにいろいろな方がいて、苦手なタイプもいるし
ときには理不尽な方もいる。
でも、それもすべて必要だから天が与えてくれた経験。
良いことばかりでは、学びも少ないし成長もないから。

「お客さまは神様。どんなお客さまにも感謝して、
誠心誠意ご対応させていただこう」

と思っていたので、その言葉を聞いたとき、

「人によってお客さまに対する気持ちはこんなに違うんだ」

と驚きました。

特にその男性社員は明るくフレンドリーで日ごろから
好意的に見ていた人だったので、なおさらショックでした。

 
営業パーソンにしてみれば、
お客さまは毎日接する数多くのうちの一組だけれど、
お客さまにとってみれば、一生に何回もないお買い物。
だから、けっして手を抜いてはいけないと自分に
言い聞かせていきました。

こうした経験の積み重ねから、
自分の営業スタイルが固められていったように思います。

そんな私に運命の出会いが近づいていました。

・・・明日も読んでくださいね


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