初の災害ボランティアを経験 | パートから社長になった坂本玖実子の「雨のち晴れ」ブログ

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株式会社クラスモア 代表取締役 坂本玖実子 公式ブログ

週末、岩手県の被災地にボランティアに行ってきた。

行く前は正直、いろいろと不安があった。


体力のない私でも役に立つのか・・・

現場の悲惨な状況に精神が耐えられるのか・・・

自分たちの宿泊は・・・食事は・・・トイレは・・・

どこに行けば活動させてもらえるのか・・・

被災した方にご迷惑をかけることにならないか・・・


私のような不安を抱えてボランティア活動に二の足を踏んでいる方が

多いように思う。



そんな方に「心配はいらない」と伝えたい。


不安に思わなくても大丈夫。とにかく行ってみて欲しい。


体力のない人でも手伝えることはたくさんある



今回私が活動したところは、異臭はなく、


トイレや食事(コンビニがある)にもそれほど困らなかった。



私の場合は、


[遠野まごころネット]というボランティア団体に申し込みをした。

http://tonomagokoro.net/


友達の自動車に乗せてもらい


遠野総合福祉センター内の

遠野市社会福祉協議会に

早朝到着。


50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき


体育館で宿泊している人も含めて200~300人のボランティアが

集まってきた。

50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき


朝8時半より朝礼があり、隊長から厳しく注意事項が伝えられ


聞いているに緊張がピークに。


「ボランティアをしてあげる、のではなく、


させていただくという謙虚な気持ちで行ってください。


無神経に許可なく現場の写真撮影をしないように。


笑い声や仲間同士のお喋りにも充分配慮するように。


初めての人は危険ですから頑張りすぎない!」



その後、バスで現地まで送迎してくれる。ありがたい。


今回私が行くことになったのは、遠野から1時間ほどの大槌町。



50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき

50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき

バスから見える景色


震災から100日たった今も、悲惨な光景


テレビで見ている時はまだまだ他人事だった。

被災した方々の大変さがまったく分かっていなかったように思う。



私と同じ班のメンバーは大学生から60代までの13~14人。


団体が用意してくれたスコップや一輪車を使い、ガレキや泥土を


片づけるのが仕事。


土砂やヘドロが固まっていて掘り起こすのに力がいるし、


割れたガラスや釘が突き出た木材もたくさん混じっていて


作業に時間がかかる。


150㎡ほどの土地をきれいにするのに皆で4時間ほどかかった。



50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき


青い方が私。ゴーグルにマスク、カッパ、安全な靴は

必需品。

50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき

数メートル先には、津波によって町ごと流されてしまった大槌町が。


町長さんを含めた役場の職員30人がお亡くなりになったり

行方不明で、復興を指示する人もいないのだそうだ。


山火事の後もあちらこちらに。


もっともっと多くの人手を必要としていることを実感した。



現地をみたら他人事とは思えなくなり、いてもたてもいられなくなる。


これからも自分も出来ることをお手伝いさせていただこう。


思い切って来てみて本当によかった。




50代で起業した女社長モリ・クミのつぶやき

翌日の帰り道、平泉で高速を下りて、


毛越寺に寄り、亡くなられた方の冥福をお祈りさせて

いただいた。


あやめが美しく咲き始めていた。



初ボランティアをさせていただけたことに心より感謝虹