リムスキー=コルサコフ 《スペイン奇想曲》 Op 34 第1楽章 “朝の歌~アルボラーダ”
リムスキー=コルサコフの代表作とされる「スペイン奇想曲」は、同じく有名な「シェエラザード」の前年にあたる1887年の作品です。当初はスペイン風の主題によるヴァイオリン幻想曲として着手しましたが、創作の進行に伴いイメージが膨らみ、やがては完全な管弦楽曲になっていきました。しかし、ヴァイオリンをはじめとする各楽器のカデンツァ的なソロが、楽曲中の随所に顔を出すあたりに、ヴァイオリン曲として着想した時のなごりが感じられます。全体に5つの楽章から構成されていて、オーケストラでは通しで演奏されるため、CDでも各楽章の曲番なしということが多いようです。また、吹奏楽としても人気が高く、コンクールなどで頻繁に登場しています。「スペイン奇想曲」は第4,5楽章が、女子フィギュアスケートの 中野友加里選手の、今季フリープログラムでの使用曲にもなっています。