米軍バーのグランパ | シーラカンスの妄想

米軍バーのグランパ

連投。


土曜の夜、米軍バーなるところに行きました。


文字通り米軍基地の中にあります。


友人が足繁く通っているので付いていくことになりました。


まるで異国のようなバー。お客はその日は少なかったのですが、

半分くらいは外国人(てか、アメリカン)。当方英語はあまり得意じゃないのでどきどき。


日本の居酒屋に見せてやりたいぐらい良心的な値段のカクテルと

フリーのポテトでちびちびやっておりますと、

こぎれいな格好の黒人のおじさんがやってまいりました。


そのときはおじさんだと思っていたのだけれど、歳を聞くと72とのこと。

とてもそうとは見えないくらい若い感じの方。

空軍の退役軍人でした。


22の俺よりもずっと長く日本に住んでいます。

そのせいかやたら日本に詳しい。。。

「日本に温泉はいくつあるか知ってる?」

「国道16号の正式名称はなんでしょう?」

「今の天皇はなんて名前かな?」


はい、全部分かりませんでしたとも。。。_| ̄|〇

「君本当に日本人かい?」

「・・・I'm Chinese」

ジョークに聞こえたかなあ・・・。ちょっと心配。


こういう歳の取り方をしたいなあ、と思わせる格好のいい

おじいさんでした。


人生のいろんなことを経験してる顔、うれしいことも悲しいことも、

俺らの何倍も知っている美しい顔。


彼は昔、22だった末の娘を白血病で亡くしたそうです。


なぜ彼は急にそんな話をしたのでしょう?しかも半分酔ってる俺たちみたいな

奴らに。


「もうすぐ20になる美人の孫がいるんだが・・・」


その子と会いたいw、という旨を伝えて俺たちは仕事に戻る彼と別れ、

深夜帰路に着きました。


やさしげな眼差しで遠くから俺たちを見つめていた彼は、

グランパ、そのものでした。


お酒には、人の距離を一気に縮める魔力があるようです。