退院から1週間余りですが、昨日、大学受験生相手の授業を再開しました。無理せずに、というお言葉を勤務先から頂いたのですが、3月本科はまるまる休んでしまったので、ここで少しやってみようという気になったのです。

 

透析前に比べ、息切れもせず、板書の文字もある程度しっかり書け、90分の授業は予定通りに終了しました。授業後、生徒と進路や勉強のしかたのことで話をしたり、「ああ、自分は生きて授業ができてる!」という実感がわいてきました。私は骨の髄まで塾屋なのかもしれません。

 

今日は午前中透析を受けての授業でしたので、多少体のだるさは感じていましたが、予定していたことは全て終えることができました。無理さえしなければ、今年は最後まで受験生の相手をしてあげられそうです。

 

さて、透析専門クリニックでは毎週血液検査があり、それ以外にも定期的にX線胸部撮影とか、血流検査、フットケア検査などをしてくれます。実際、透析を受ける人の多くは糖尿病から始まっているようで、入院中も同室の方々は(入れ替わり立ち代わりありましたけど)ほぼ例外なく糖尿病を患っている方でした。

 

食事前に看護師が来て血糖値を計る作業は私だけやらないので、申し訳ない気がしましたけど、空腹時で200とかいう数字を聞き、インシュリンの量を調整するのに四苦八苦するのを聞いていると、腎臓だけ悪くなったのは不幸中の幸いだったのかもしれません。看護師さんに聞いたのですが、800なんて数字をたたき出した猛者(?)もいるそうで・・・。ちなみに私は食事直後の血液検査でも140を超えることはありません。両親のご先祖、伯父伯母、従兄弟を見回しても糖尿の患者は皆無なんで、それはご先祖に感謝しなけりゃなりません。

 

ただ、腎臓の働きが弱っていると、水分を輩出する能力が下がっているので、水分と塩分の摂取制限はかなりうるさく言われています。塩分は摂りすぎると喉が渇いて水分を多くとってしまうので、この二つは車の両輪のようなものです。身体の中に水がたまり始めると、足が浮腫んだり、胸水がたまって息苦しくなってしまうのです。

 

あとはリンやカリウムについても制限はありますね。野菜や果物はカリウムの宝庫なのですが、血中カリウム値が高くなると心臓が止まることがあり、なかなか厄介な話です。野菜は茹でこぼし、果物は控えめに・・・この意味ではかなり食事の制限がかかります。

 

リンも加工食品はじめ、魚類に多く含まれるので、やれやれと思っていましたが、入院先の栄養指導で便秘をしていなければ、透析をしている以上、まず心配ないと言われましたので、少しは安心しています。

 

蛋白質も制限はあるのですが、あまり制限してしまうと、筋力や体力が衰え、栄養状態が悪くなるというので、現在は一切肉が食えないなんてことは無くなっています。

 

食事の制限がどんな病気でも一番つらいですね。あれもこれもと除外していくと、最期にはキノコや寒天しか食えなくなります(汗)。私の場合はその上、体重を減らすといった使命がありますので、日常生活でストレスを溜めないように気をつけています。

 

こうしてみると、お世辞にも『お気楽』に構えていられないのですが、1月頃の辛い日々を思えば、この程度のことはどうってことないです。でも、とんこつラーメンを食べたくなる欲望はなかなか消えません。禁煙より辛いかも…。