学生時代ラグビーをやっていた私としては、種類は違うものの格闘技スポーツである日大アメフト部の問題に憤りをおぼえずにはいられません。反則をするのは当然ですが、それをした原因があれこれ騒がれている中で、チームの責任者である監督がいまだに表に出てこないで雲隠れしているなんて、ありえないことです。
いうにこと欠いて、自分が言ったことと受け取る側の乖離が問題だなんて言っていますが、まるで官僚が勝手に忖度してやったことだから自分には責任がない、というどこかの国の政治家のような論理です。
昔、ヤクザが襲撃を指示するとき、明確に言わず「最近ゴルフクラブばかり手にして遊んでいるようなのう…」というだけで済むのと同じですな。
組織のトップに立つ人が自分の責任を逃れることばかり考えていたら、その組織は腐っていくだけでしょう。この国はいつからトップに立つ人間が責任逃れをするのが常態になったのでしょうか?
ラグビーでも闘争本能はプレイヤーの重要な資質ですが、それ以上に重要なのはキャプテンシーであると教えられてきました。15人をまとめあげるためには、プレーの全責任も負う覚悟が必要なのです。だからキャプテンは尊敬もされるし、その指示に従うのです。one for allのoneは、プレイヤーのことだけではなく、キャプテンのことでもあるのです。
責任ある立場に立ったら、自分は責任を負わない、ということはないのです。そんなことを守れない大人ばかりで、若い人が責任を持つ大人になれますか?
入試制度だの学費無償だのを論ずる前に直さなければならないことはたくさんあると思いますよ。