随分と間があいてしまいましたが、前回の続きをお話します。

受験勉強もビジネスマネジメントと同じく、問題があった場合にはその原因を解明してそれを修正することを継続的にしなければなりません。

ビジネスの修正場面では「情緒・感情」的なものが入る余地というのはそう多くないのですが、受験勉強というと、成績が上がらないとか、問題ができないとかいうと、すぐに「自分はダメだ」とか「どうせ自分なんか…」といった感情論が先にたってしまします。

その原因の多くは親も教師も感情的に受験生を叱るからであると私は思うのでありまして、受験生が勉強のつまずきで「自分を責める」といったパターンにさせたら指導者として「負け」なのだと私は思っています。

いくら自分を責めたって何ら建設的な解決策にはならないのですが、どうも日本人は「ハラキリ」的DNAが先祖代々あるせいか、こうなるパターンが多すぎます。

うまくいかない原因はいろいろありますし、そもそも「お前が変わらなければダメだ!」と叫んでも10年以上生きてるりゃそんなことは簡単でないことはわかっていますし(これがわからん受験指導者がいるのは信じられません。神にでもなったつもりでしょうか?)長年やっている立場からは「それを言っちゃぁ、おしめぇよ」なのです。

まずは自分でやってきたことに不備がないか、よく考えてみることです。考えてみれば、やればやりっぱなしだったり、復習しているといいながら、単に見直しているだけ(つまり復讐という概念を誤解している)など、方法論的間違いが多々出てくるのです。

オレの方法論は微塵も誤りはない、と言い切れる受験生はいないですし(そりゃ大人だって自分の仕事の進め方が完璧だと思った瞬間に崩壊が始まることぐらいマトモな神経の持ち主ならわかる)いたら、それ自体、受験という土俵に上がる以前の問題です。

こうした軌道修正を教えなくてもできる生徒が「頭のいい」生徒なのでして、教えたらできるようになるのが「優秀な生徒」だと私は定義しています。

その意味で言えば「頭のいい生徒」になるのは少々難しいかもしれませんが、「優秀な生徒」になるのはそう難しいことではありません。そう、誰にだって優秀な生徒になれるのです。

そして「優秀な生徒」になったら成績の伸びはあとからついてくるだけなのです。

次回はこうした「工夫」と並んでメンタルな面での話をしてみます。