どうも歳のせいか欲がなくなってきたようです。というか、食うだけのことはできているといっただけで、人に自慢できるようなものはあまりありませんけど…。

「稼ぐが勝ち」みたいな生き方もあるのでしょうが、この歳になると(というか以前からそうでしたけど以前にもまして)人を押しのけ、人の恨みをかってまで自分の生活を豊かにしようなんて思わなくなりました。

そりゃ、値段を気にせずに買い物ができればいいなとは思うときもありますが。そもそも、どうしても欲しいものが無いので、それができない事が苦痛とは思わないのです。

思うに欲というものは満たされない感情から生まれてくるのでありまして、じゃあその「満たされない」というのがどうして生まれるかというと、満たされないもの(こと)が苦痛であると思ってしまうからではないでしょうか。

しかも、この苦痛には終わりとか際限というものがないのでありまして、欲が欲を呼ぶという妙なスパイラルになってしまうのであります。

ただ、欲を捨てよなんて坊主みたいなことを言えないのも俗物である私の弱さでもあるのです。

最近は自分に対し妙に「枯れて」きた感を強く感じることがあります。どうしたんでしょうね。

士業なんてものは細く長く続ける仕事ですが、ブイブイ言わせている同業者を見ると、若いというのはいいなぁなんてジジくさいことを思ってしまう昨今です。

あとひと月で還暦を迎えるので、少々感傷的になっているのかもしれません。