生徒を見ていると、成績が伸びる生徒とそうでない生徒の差はなんだろうと考えることがあります。

よく「○○だから伸びる」とか「××だからダメだ」とか言う教師がいますが、30年やっていても本当の意味での正解がいまだ見つからないでいます。というか、たぶん見つからないかと。

ただ、ひとつだけ言えることはどの子でも伸びるきっかけのある時期があって、そのチャンスを逃さないというか、その波に乗れれば一気に成績が上がるということです。

世間的にはトンでもない生徒に見えても、そういう奴ほど先々、三振もするけどこうした波に乗れば、場外ホームランもかっ飛ばすことがあるものです。(三振の方が圧倒的に多いけど…)だから、私個人としてはそういう生徒が大好きなんです。

でも、そのチャンスというのはなかなか気づかないものであることも事実でして、知らないうちに波に乗り損ねて沈んでいくことも多いのです。でも、この差は本当に僅かなものなのでしょうし、当事者ではなかなか気づかないことも多いのではないでしょうか。

そう考えると、こうしたことが、まるで始めた商売がうまくいく・いかないということに共通するものがあるような気がします。

そうだとすると、勉強のコツをつかむということが、ビジネスのチャンスをつかむことにも一部つながるのではないかなんて考えるのです。

ただ、もともと頭の良さだけで勉強ができた人には当てはまらず、少し苦労していた生徒ほどそうした「勘」というものを手に入れるのではないでしょうか。

チャンスの神様は前髪しか生えていない。前から来た時に掴まないと後ろからは掴めない。最近はそんなことも生徒に話しているのです。