総務省統計局とか厚労省から発表された4月段階でのさまざまな数字を見て、景気が良くなっているなんて到底思えないのであります。(全て前年同月比)

4月消費者物価指数(除生鮮食品 総合) +3.2%

まあ、これは消費税増税で当然なのでしょうが

4月労働者実質賃金 -3.1%
4月勤労者世帯実収入 -7.1%
4月消費支出 -4.9%

労働者実質賃金は10ヶ月連続マイナスなのであります。交換ではベアが復活など景気のいい話が出ていますけど、それは大企業の話でして、中小企業は日本全体の企業の99.7%を占めているのですから(中小企業庁 2012年2月集計)この国の国民のほとんどが関係ない話を大きく報じているのです。

消費税の影響はたいしてないという論調が多いのですが、これで消費税10%なんかになろうものなら、物価水準は9%以上上がることになるんです。このご時勢に10%近く給料が上がる見込みのある人がいますか?

このところ、電気料金をはじめとした公共料金の請求書を見て目が丸くなった人も多いでしょうが、人口の多くを占める年金生活者も年金は6月支給から減りますし、入りが少なく出が多くなったらそりゃ庶民は節約するに決まっています。

賃金水準・失業者数も建設をはじめとした非正規雇用の賃金上昇が影響を与えているのですから、その数字が多少良くなってもわが国のGDPの9割近くを占める内需の刺激には到底ならないでしょうね。

そうそう、数字は前月比でなく前年比で比べること。単月で良くなると年間換算いくらと上方修正された数字が出てきますが、それに騙されないことです。

新聞もテレビも消費税の影響を最小限と報じようとしていますが、よく見ると調査対象を個人商店や中小企業にしていませんよね。増税に関係なくと言っている方々がかっているのは食料品なのは、食わなけりゃ生きていけないから当然ですわな。

まあ、最近の報道は広告を出してくれる企業に有利に、増税の影響はないから消費税10%に、というインセンティブが働く報道が目立ちすぎるのではないでしょうか。

怪しすぎて最近は経済ニュースを見る気が失せています。