昨日の中3の授業をもって今年度の受験生の授業を終了しました。もっとも、都立高校入試は来週月曜日ですし、当日、独自問題作成校の解答作成と自己採点の集計作業もありますし、火曜日からは国公立大学の2次試験もはじまります。高3生には過去問の記述問題添削作業が日曜日まで続きますので、厳密にはまだ完全終了というわけではありません。

中学生の多くは受験というものは初めての経験なので、どうも自己中になり視野が狭くなりがちです。受験のために学校を休むなどトンでもないことをするのも、この世代の特徴です。

しかし、勉強だけに集中できるということは世界的に見て同世代の中では恵まれているというかむしろ希な部類に入ることを彼らは気づいていませんし、また自分ひとりが頑張っているという気持ちを抱きがちです。

そこを正すのが大人としての務めなんですが、この業界は教える方もそれを忘れ受験生の精神状況と同じになっている輩が多いのです。(生徒の顔が福沢諭吉に見える奴らよりはマシかもしれませんけど)

そんなわけで、私は古臭いかと思われるかもしれませんが、子供たちには自分の今の存在に感謝の気持ちを持てと常々言っていますし、最後には次のようなを言っています。

20代も遡れば約12万人以上の先祖がいて、そのひとりが子もなく夭折していれば今の君たちは存在しないこと、すなわち、人の存在がひとりひとりmiracleであり、そしてその中で恵まれた環境の中で勉強できることは、さらにその中のmiracleなんだから、自分がどれだけ稀有な存在かを知れと。

試験を受ける際には必ず両親に「1年間ありがとうございました。頑張ってきます」と声をかけて試験場に向かいなさいと。

こういうことが本当にわかってくれたら、人として大きく成長できるんで、試験の結果なんてちいせえことさ…そう私は思うのです。