塾屋に戻って、高校生ばかりか中3まで教えていると、ナンで同じ間違いを当然のように繰り返すのかを不思議に思うことがあります。

というか、私が最初に教えた30年前や退職間際の5年前に教えた生徒と違うのは当たり前ですが、結構学校の成績が優秀な生徒でさえ同じミスを繰り返して平然としている傾向がとみにひどくなっているのには、教える側とすれば少々げんなりするのであります。

こんなこと言うと「教えるオマエが悪い」などと言われそうですが、だいたい、同じ間違いを繰り返さないなんていうことは、人類として当然なわけでして(だから万物の霊長として進化できた)それを他人のせいにするのは自分(もしくはその子供)がサル以下だと認めてるようなものなんです。

確かにロクでもない教師は多いですが、教育という場において、学習効果が上がらないのを他人のせいにしすぎじゃないかと思うのです。

生徒はお客さまという妙な風潮がはびこり、生徒になっきりモノを言わない教師が増えすぎました。褒めるという行為は学習効果を上げるのに確かに有効ではありますが、それは「叱る」ということを前提にして言えるのではないでしょうか。

バカみたいに生徒を「よいしょ」することがそいつの人生に有益だなんて信じているとすれば、そりゃトンでもない誤りだと思うのです。

ここのところのそうした風潮が、こんな生徒ばかり生んだのではないでしょうか。社会での有用な人材を作ることが教育の最大の目的であるとすれば、自ら犯した過ちをなかったかのようにスルーされては困るんですよね。特に社会生活においては。