高校3年生用の教材を作っていると、入試問題に接することも多いのですが、英語の問題ひとつとっても私の受験生時代とは全く異なっています。

当時はどういうわけかまだイギリス英語が教育現場に多数生き残っておりまして、eitherをアイザーなんて読む中学校教師もいましたし、theaterがtheatreなんて書かれていてアレレ?って思うことも普通にありました。

当然、英語長文問題も19世紀から20世紀初頭に教育を受けたような哲学者の文章や、カンマ、コロン、セミコロン、ハイフンなど使える記号全てを使って、どうしたらこうもへんちくりんにかけるんだと言いたくなるような、10行も1文で書いてあるような英文が出題されていました(しかも、この部分が和訳問題になるのですからたまりません)

一方和文英訳も朝日新聞の天声人語をそのまま出すのは当たり前として、夏目漱石や川端康成の小説の一節を英訳させるといった「ご無体な」出題が多かったのであります。(高校入試でも某私立高校では二十四の瞳の一節を出題し、「『さて、困った』と大石先生は机にむかってつぶやいた』なんて部分の英訳が出ていました)

英文法だって今は殆ど出題されない感嘆文や仮定法の話法とか現実には殆どお目にかかることがないものが多数出題されていましたのであります。だいたい、これで英語を好きになれなんて言うほうがムリなんです(ToT)

それに比べると、今の入試は受験生に阿っているというか、親切になっているというか、すっかりそんな出題は消えてしまっていますし、(そもそも、採点が面倒なんでしょうけど)現実社会においてバーナード・ショーなんか読めなくても十分生きていけますしね。

だからといって、受験生にとって今目の前にある問題を解くことが大きな関心事であることは今も昔も変わらないのですから、「点が取れる」答案の書き方を教えてかなければいけません。

そんなこともあり、ここ1年、妻の病気もあって開店休業の受験ブログ(JUGEM)も備忘録的に再開しようと思っています。