コンロを出しているが焼いて食おうがナマで食おうが客の自由ということらしいです。そんな仕組みのせいなのか、ナマで食って食中毒になった事件が何件か起きています。

その一方で放射線を当てて殺菌できる技術が生まれ、これなら大丈夫なんてことをテレビでやっていましたっけ。

私は馬肉以外の生肉を食べませんし、ナンでレバーを生で食べたいのか理解できないのです。そもそも、肝臓というのはどの哺乳類の体の中で最も多く血流がある臓器であり、動物が何らかの感染症にかかっていたら(それがその動物自体にはナンの害がなくても)臓器の隅々まで広がっているのが明らかです。

つまり、毒があるけど致死量以下のと思ってフグの肝を食べるのと同じなんです。そりゃ、フグは法的な規制がありますから、出すほうが一方的に悪いのはたしかですけど、レバーの場合には焼いて食うように出されたものを客がナマで食って食中毒起こしたからって店が責められるのは酷というものです。

もっとも中にはナマで食べても大丈夫なものを出しています、なんてテレビで言っている店がありましたが(絶対なんて言えないだろうが…)、これは言外に客にナマで食べることを推奨しているようなもので、アウトでしょう。

食べるという行為の原点は命をつなぐという根源的な意味があるわけでして、食物連鎖の最上位にいる人類は他の命をいただいて生きているわけなんで、食物の毒性については先祖が命を張って解明して後世に伝えてきたのです。

だから、なにもわざわざ自らの命のリスクを賭けてまで食べるものは現代社会にはないはずなのですが、それをやめられないというのは意識的な先祖がえりなのか、命を賭けるような場面がない現代社会の中で本能的な挑戦なのか、そんなものがあるのでしょうか。

いずれにしろ、私には一生理解できないかもしれません。