開業すぐに病気をしたりしてお金が無くなったこともあり、また妻の病気を契機に家事や買い物などをほとんどするようになってから「節約」ということについて真剣に取り組んでいます。

さすがにスーパーのチラシを見比べて云々というようなことまではしませんが、日常生活に必要なモノや野菜・肉などの食品でも「安い」レベルがわかるようになってきました。肉などはスーパーによって1パックいくらで安売りを見せていますが、100gあたりの単価が結果的に高くなっているものも多くあり、いかに安く見せようとするか、小売という立場からの工夫も見て取れます。メーカーもサイズのワンランク小さいものを生産して量販店に卸しているらしく、安いと思ってよく見ると内容量が少なかったりしています。

ある意味、店と主婦の知恵比べみたいなところがあって、マーケティング戦略の断片を見ているようでなかなか興味深いものです。

こんな節約生活ですが、節約はひたすら我慢して使わないことだと思っている人がこの世には多いような気がします。私も早く父を亡くしたのでそういう節約を子供時代は強いられてきたのですが、最近思うのはそうやってもストレスが溜まるばかりでいいことないということなのです。

かなり前に関西では「けち」と「しぶちん」は違うのだと聞いたことがあります。「けち」と言われるのは誇らしが「しぶちん」と言われるのは不愉快だとその時ある大阪商人が語っていたのを覚えています。遣う意味のあるところにお金を遣うことの大切さを述べたものだとその時は理解しました。

でも最近思うに節約とは意味あるものに使うための準備期間なのではないか。そんな気もするのです。電気・ガスも昨年比30%近く使用料を減らしても生活に支障があることはありません。営業費用がかかることを除けば苦労せずに日々の生活を楽しめるようになりました。

だからといって将来がバラ色の楽な生活ではないのですが、苦痛を感じずに生活することが人間生きる上でいちばん大切なことではないかと思うので、これはこれで不機嫌になることなく過ごしていこうと思っています。