ふと気がついたら、拙ブログの読者が100名を超えていました。来るものは拒まず、でも相互登録は保証しませんよという方針は変わっていませんが、こんな与太話を毎度ご覧いただくことに感謝しております。

昨日、市民相談会の担当でしたが、そこでふと気づいたことがありました。内容が公式ブログとマルチ投稿になりますがご容赦ください。

それは、ある相談者が持っていたエンディングノートでした。その方はいわゆる身寄りのない「独居老人」ですが「以前、こういうものをもらったのですが、書けないんですよね」とおっしゃって見せてくれたのが、あるセミナーで配布していたエンディングノートでした(オリジナルのものらしい)。

内容は各項目とも特に変わったことはなく、普通の内容なのです。パラパラとめくったら、ご本人のきにゅうと思われるものが数か所書いてあるだけで他の欄は白紙のままでした。ひょっとして認知症的なところがあるのかとも疑ったのですが、話はしっかりしていて問題は無さそうです。相談内容が真剣な割にはどうしたのかなと思いました。

そこでふと気づいたのは相談者が私の母親と同年代だということです。私の母親は今ひとり暮らしをしていますが、年齢のせいかさまざまな手続きなどが面倒になってきています。そして、一つのことを集中して考え続けるのがとてもくたびれるみたいなのです。ですから、それはオマエの好きなようにしなさい、とすぐに言います。

この方のエンディングノートの項目はかなりしっかり作ったせいか、かなり多くの項目があり、ざっと見たところで70項目ほどあったのではないでしょうか。たぶん、私が独自に作るとしてもこうなるだろうなと思われるものでした。

つまり、やっているうちに、いろいろ考えるのが面倒になって放棄してしまったと推測されます。そこで「もう、面倒になってしまったのですか?」と訊いたところ、図星でした。

考え、作成するほうは、必要と思われることを全て一冊にまとめて、という意図で作成し、それは正しいことだと思いますが、いろいろと書上げられるのは60歳代を中心とした比較的「若くて元気な」高齢者だけなのではないかと疑問に思いました。その上の年代になると、一緒に話し合いながら作成のお手伝いをするといった方法をとるのが、作成方法とすればいいのではないかと。

私らはneedを重視してwantを忘れてしまうことがしばしばあります。実際にお役に立てるサービスなのかどうか。高齢者が対象だといろいろな面で考慮に入れておかなければならないと気づかされる一日でした。
はneedを重視してwantを忘れてしまうことがしばしばあります。実際にお役に立てるサービスなのかどうか。高齢者が対象だといろいろな面で考慮に入れておかなければならないと気づかされる一日でした。