
大王製紙の社長の100億円借り入れの件といい、オリンパスの損失隠しの件といい、大企業の不祥事が目につく昨今ですが、どうも、新聞はじめマスコミの調子がライブドア事件の時とはずいぶん違うなと感じているのは私だけでしょうか。
ライブドア事件のときには、粉飾とされた金額は53億円程度でしたので、今回の1000億円以上といわれるオリンパスの場合や大王製紙の額に比べてかなり少ないものです。ライブドア事件のときには、会社は上場廃止、堀江社長は現在刑務所で服役中です。
ですから、私は、この2つの会社に対して東証はじめとした経済界や検察などの司法権がどのような対応をするかを注目しています。思うに、金額と悪質さから言えば、ライブドアの比ではないと思うのですけど、いかがでしょうか。
憲法14条の法の下の平等は法適用の平等が含まれることは争いのないところですから、同じ事案には同じように法律が適用されるべきです。しかし、我が国の刑事訴訟法は起訴便宜主義をとっており、かなり恣意的な起訴・不起訴が行われていると批判されることがあります。
マスコミの扱いかたの良しあしは、所詮その会社が使う広告宣伝費用と比例しますから、アテにはできませんが、司法当局の扱いがどうなるか、私は注目しています。