$「入試に強い」八王子の行政書士クラシックダンサー奮闘記

久しぶりに経済ネタを・・・。

最近私の個人アドレスに証券会社や銀行から金融商品の案内メールがやってきます。少し株をやっていた(今はそんな資金がなくてやっていませんが)せいか、毎日のようにやってきます。

多くはそのままゴミ箱行きなのですが、時折どんなものなのかを見てみることがあります。だいたい、利率が2%とか3%で大威張りしている金融商品がおおいのですが、投資信託なんてて購入手数料3%、運用利益から報酬5%なんて、出資した方にはほとんど何も残らない商品が相変わらず多くあります。

さらにひどいのがユーロ円債なんてもの。最近はソフトバンクがユーロ円債永久優先出資証券を売りだすようです。あちこちで話題になっているようで、優先という言葉にまどわされそうですが、実質的には劣後債であるにも拘わらず、途中で換金できないように(市場性・流動性がない)なっています。普通なら売ったほうが買い取るのですが、たぶんそんな文言は契約書にないでしょう。

しかも、将来全額償還できなければ借り換えになるわけですが、結局応じなければ倒産⇒紙切れですから、投資家は応じざるを得ない。こんなものに退職金を大きくつぎこんだら、一生退職金を使わずに終わらなければなりません。まるで、東電株に資産の大部分をつぎ込んで、こうなっても売るに売れない(その気になれば逃げられたのに)高齢株主と同じですよね。


実は金融商品ばかりでなく、信託銀行では「遺言信託」なるものがあるわけですが、これもなかなか曲者です。フェイスブックの行政書士グループでも議論がありましたが、士業が遺言執行人になっても、先に遺言執行人が亡くなっていしまうリスクもあるのに対して、法人だから大丈夫だとかセミナーで言っているらしいです。銀行だって3年おきぐらいに担当者が変わるだろって突っ込みを入れたくなるところですが、このあたりは、ちょっと考えなければいけません。(単位会や支部ごとにバックアップ体制がとれればいいのですが)

失くしても問題ない公正証書遺言の保管料をとるというのも無茶苦茶ですし(同業でそうしている方もいますけど、私は無料でやっています)遺言執行の最低料金が105万から157万というのもありますが、富裕層を押さえておけば、金融商品の営業もできます。2000万円ぐらい失くしても屁とも思わないかたは結構ですが、資産6000万円程度の小金持ちが下手に手を出すと痛い目にあいます。

かつてのバブル時代における変額保険同様、個人がどんなに損失を受けても金融機関にはおとがめナシですから、「自己責任」というのは「買わない」「借りない」ことだということをしっかり肝に銘じてほしいですね。