$入試に強い八王子の行政書士          「知還」の星クラシックダンサー奮闘記

「仰げば尊し」と言われてこの歌知っている方はブログ仲間の中でも少ないと思うのですが…。雨の中傘をさしながら自転車で図書館から帰ってくるときにどこからともなくメロディーが聞こえてきたのです。

私は中学校の卒業式に歌ったのが最後でしたが…。

1.仰げば 尊し 我が師の恩
 教(おしえ)の庭にも はや幾年(いくとせ)
 思えば いと疾(と)し この年月(としつき)
 今こそ 別れめ いざさらば

2.互(たがい)に睦し 日ごろの恩
 別るる後(のち)にも やよ 忘るな
 身を立て 名をあげ やよ 励めよ
 今こそ 別れめ いざさらば
 
3.朝夕 馴(なれ)にし 学びの窓
 蛍の灯火 積む白雪
 忘るる 間(ま)ぞなき ゆく年月
 今こそ 別れめ いざさらば

教師を礼讃しすぎているとか、2番の立身出世が民主社会に合わないとか、散々批判されて今では地方の一部の学校しか歌われることがないように思えますが(今回の震災被災地の中学校の卒業式で歌われているのをテレビで見て、妙に懐かしく思えました)台湾では今でも卒業式の定番として歌われているそうです。

思い起こして師の恩が全くないという人がいるのでしょうかね。確かにロクでもない教師が多くなりましたが、大人になると、教師の言葉がいろいろな意味で自分の価値観にも影響を与えていることがわかります。塾屋をやっていたって「20年前に先生にこう言われたことを心に刻んでいます」なんて言われ「そんなこと言ったっけ」と思うことが結構ありました。

教師という仕事のおもしろさと怖さは、良くも悪くも自分の言葉が何十年にもわたって人の人生を左右しかねないということなのです。

この歌で唯一、卒業していく者の将来を歌っているのが、今は歌われないことも多い2番なのです。立身出世をめざすことがが悪いことのように言われ、悪平等が学校を席巻していますが、人間が生きていく上で競争は無くならないですし、競争がなければ向上も生まれません。同じラインに合わせるというのは最低ラインに合わせるというのとイコールなのですから。

闘争心のなくなった若者ほど見ていてイラつくものはないと考えるのは私だけでしょうか。そこそこに生きる人生が一番いいなんて、生まれてこなけりゃよかっやんじゃかと言いたいです。その意味でも子の2番は意味のある歌だと思うのです。

ちなみに、いたずら小僧が多かったわがクラスでは「やよ励めよ」の「はげ」を思いっきり大声で歌って禿頭の国語教師への揶揄にしていましたっけ…。

それにしても、自分が未だに「身を立て名をあげ」に程遠いところにいるということを思うと内心忸怩たる思いがあります。