今朝テレビでニュースを見ていたら尖閣沖の衝突ビデオが流出したということで大騒ぎになっていますし、数日前には警察庁の内部資料の流出が問題となっていました。

いずれも、過失によるものではなく、何者かが故意に流出させたと考えられると報じられています。前者はともかく、後者は明らかな政治的意図があるのでしょうが…。

誰がどう見たって中国漁船が意図的にぶつかってきたことは明らかなんですが、思うに、国民に不当性を知らせて中国に対する反国民感情を煽ろうということなんでしょう。でも、それって、やっている手法は中国や北朝鮮がやっていることと同じことじゃないでしょうか?

外交はにこやかに話していてもテーブルの下で足を蹴り合っていたり、口角泡を飛ばして相手を非難しながら手をつないでいたり、国のメンツと実利を天秤に載せながら行われるものでして、普通のケンカとは違うというのが国際ルールなのですよね。

約束を守るとか誠実さを中国やロシアに求めること自体が間違っているんであって、先日も話したように、EUでさえアイルランドは借金を踏み倒そうとしていますから、国際社会で約束は守るべきとかお人よしのことを言っているのは日本人だけかと。

だから、中国人は自分の国さえ信じちゃいないし、富裕層の中では「北京も上海も日本領にならないかな。そうしたら、安心して食べ物が買えるんだけど。」なんてジョークがあるそうですし、日本にきている中国人が入管やっている先生がたにも平気でウソ言うのも、自分と自分の血縁者と自分が稼ぐカネしか信じていないんです。

一方、日本が明治維新以来、国際社会の一員となるために涙ぐましい努力をしてきたことは、我が国の日本史ではきちんと教えられていませんし、無謀と言われたに日露戦争の戦費の多くを外国からの借金で賄って、それをきちんと返した(関東大震災の復興もそうだった)ということも教えられていません。でも、こうした先人達が世界に示してきた誠実な国民性が、現在の国際社会での信用につながっているのです。

この事件で中国はただのならず者の印象を強めたことは事実ですし、東南アジア諸国に警戒感を抱かせたことも事実です。(ベトナムなんか有史以来中国歴代王朝と領土争いしていますから)たぶんメンツを保てれば終息したいと思っているのはあちらでしょう。

日本はナメられているとか、勇ましいことを言う方々が多いのですけど、反面、日本の恐ろしさを知っているのも中国ではないでしょうか。その意味では、こちらの鎧も少しは見せてもよかったのではないかと思いますがね。(その辺は政府の外交センスなのですが…。それをシロウトとののしる輩はだいたい政権交代したら今までやってこなかった奴がやるんですから、最初はうまくいかないのは当然という常識すら備えていないらしい。ケンカをしたことない奴に棒を持たせてケンカしてこいと言うほど無責任なことはない)

話を戻して…。だいたい、さっさと公開していればこんな問題起きなかったのですけどね…。会社でもそうですが、「秘密」とか「社外秘」なんて言われるものほど流出していますから(ノ´▽`)ノ ⌒(呪)本当に秘密にしておかなければならないことって案外少ないのではないでしょうか。

でも、従来、この種の流出はテレビや新聞が主な流出先であったのですが、ネット流出が先になることが多くなってきたのは、新聞の取材能力低下やスポンサーへの配慮から真実を伝える役目すらできなくなっていると思われ始めている気がします。

このビデオを自らの政治的主張のために流出させたというのであれば、グリンピースやシーシェパードのように、自分たちの利己的主張のためには何をしても許されるという輩と何ら変わることがありません。国士気どりの正義感だとしたら唾棄すべき所業だと思います。同じレベルのケンカを期待しているとすれば、それこそ先人達が築いた国際社会からの信頼に泥を塗ることになるのではないでしょうか。