8日の研修会。思ったほど人気がないのか、台風で来る気を失ったのか、はたまた先週の研修のアホらしさに呆れたのか、空席が目立つ研修会でした。(私は例によって前から2番目に席にいましたので、あまり後ろは見ませんでしたが…)

実際環境ビジネスに携わっている方おふたりの講演でしたが、環境といっても産廃関係以外、行政書士の出番はなさそうだなっていうのが正直な感想です。

洞爺湖サミット以来東京会でも環境関連に力を入れ始めてきたようなのですが、1限目の「環境政策の最近の動向と環境ビジネス」という講演では、環境ビジネスが2005年市場規模で59兆円になっていて、2015年には83兆円になり、新たに80万人の雇用が創設されると推計されていると言われていましたが、皆さんそれを聞いて実感がありますか?最後に東京会の役員の方から、日本のGDP535兆円のうち1割以上を占めようとしているというような発言がありましたが、???といった感想しか持てませんでした。

それもそのはず。実は環境行政というのは環境省と経産省という二つのお役所が似たようなことを争ってやっているんですね。そうなると見えてくるものはただ一つ。予算をとるための仕事、そしてお互いの主導権争いってことです。話を聞いていてよく事業仕分けの対象にならないと思いましたね。CO2の排出量取引についても環境省は推進派で経産省は慎重派。どこが一体まとめるんですかい?

勿論、先の環境ビジネスの市場規模も雇用も、これらのお役所の計算ですのでアテにはなりませんわな。なぜって?だいたい、新しい高速道路や空港を作って、そこの利用者が役所の推計通りになったためにはどのくらいありますか?新たな雇用が作られるって結論ありきではないのでしょうかね。ホントに雇用が増えているなら、完全失業率の高止まりはないでしょう。

新たにエコキュートとか太陽光発電とか、回収するまでに何年かかるかわからない設備投資を出来る家庭がどのくらいありますかね。伸びている市場のグラフを見ると、圧倒的に廃棄物・リサイクルなんですね。リフォームも増えてはいますが、結局これは多額の退職金を手に入れる団塊世代の改築需要と新規に売り出されるマンションなどがこうしたものを取り入れているからなのではないでしょうか。

ある意味バブルのような気がします。ただ、10年ほどで終息してしまいそうな気もしますね。

規制のあるところに仕事ありというのが行政書士なんですから、新しく許認可がないエコ関係の事業を始めるとか新たなエコ製品をだすという点では、仕事なんかありませんわな。あくまでビジネスの世界の話です。その意味で、研修最初の授業は「教養講座」でした。

2限目は実際にリサイクル・産廃をやっている業者の方のお話でしたので、これは勉強になりました。産廃の許認可申請の書類が暑さ10センチほどにもなろうとは(実物を見せていただきましたが)思いませんでした。まさに「規制大国日本」というところでしょうか。(^_^;)

僅かなミスでも処分が待っていて、それを食らうとどんな軽いものでも許可の取り消しに合うというリスクを負いながら日々仕事をされている業者の方々にとって、専門家のアドバイスは必要になるというお話は納得できるものでした。

この研修で産廃以外のビジネスチャンスを感じた方はどのくらいいたでしょうか。