まだ体力が、というより筋力の衰えがひどく、30分机に向かっただけで体中だるくなるわ、腰が痛くなるわの状態ですので、少しずつ更新していきます。

入院時は足の潰瘍創の状態がひどく、入院当日、というより入院2時間後にデブリードマンという壊死した組織をきれいにする手術をしました。脊椎麻酔で行なったのですが、事前に硬膜外麻酔を併用し、手術後の痛みの管理をお願いしたので手術後の痛みは皆無に近い状態でした。

ただ、このことが後々の苦労になるとは思ってもいませんでしたが…。

執刀医によると、きれいにしたあとは、ごっそり肉が削れて深いところは指の第一関節が隠れるくらいの深さになっているそうでした。

そこから1週間減圧療法ということで創全体を真空包装するような形で覆う治療をしました。比較的新しい方法なんだそうですが、アメリカでは既に導入され大きな成果を上げているということでした。

おかげで2週間は覚悟してくださいと言われた肉芽の形成がほぼ1週間ででき、植皮手術をしました。今度は全身麻酔です。2週間足らずで2回の手術、しかも全ての麻酔方法を経験するというちょっと他ではできない経験をしました。

硬膜外麻酔は2回目の手術の3日後まで入れていましたので、全ての麻酔から解放されたのは入院して12日めでした。

硬膜外麻酔は背中から入れる麻酔ですので、下半身は完全に感覚が麻痺しています。ですから尿管カテーテルは繋ぎっぱなしですし、副作用で頭を上げると頭痛がしますので、出される食事はほとんど喉を通りません。おかげで6キロほど痩せましたが…。

下半身が麻痺するというのはこういう感覚なんだということを体感しましたが、麻酔を抜いたあとが大変でした。ずっと同じ姿勢でいたわけですから、床ずれに近い状態が生じているわけですね。足の傷の痛みより、尾骶骨や尻の痛みに入院中最後まで悩まされることになりました。

ただ、自分の心が折れないで済んだのは、「昨日より今日、今日より明日はきっと良くなっている」という(根拠は無かったんですが)信念だけでした。ですから、ずっとベッドにいても暗い思いをすることは無かったですね。
もちろん病院ですから、周囲の患者を見たりすると、そうも言っていられない方も多いようですが、その話は別の機会にします