返報性の原理とは、人は何か他人から施しを受けるとお返しをしなければならないという感情を抱くという心理状態をあらわすものです。
デパ地下の試食とか、高額商品を勧められた後で安価な商品を勧めるなんてことも(譲歩に対する返報性)この中に含まれるそうです。最近では昨年マックのやった0円コーヒーなんかもこの中に入りますね。
なんでこんなことを考えたかというと、士業の先生方もこの手法を使われている方が多いからです。行政書士では遺産相続や遺言のパンフレットを配布するなんていうのが一般的によくみられる方法です。
実は私もそれを考えていまして、一生懸命いろいろ作成していたのですが、最近、効果について疑問に思い始めて、いまは一時的に作業をストップさせています。
前職が塾・予備校なんで返報性の原理を使った営業はよくやったのですが、テストとか体験授業なんていうのは返報性の原理が全く効かなくなっていました。いろいろ実験教室なんていうのも、安価な顕微鏡までつけても悲惨な結果に終わったこともありました。中には最初から入学しませんけどいいですかって念を押してから来る返報性の原理を破壊した方もいました(;^_^A
デフレ時代になって人の心も荒んできたのかと思いはじめていましたが、そうでもなさそうです。
営業なんかされると申し訳ないので、実は欲しいんですが、既に開業されている先輩方のものを入手しようとするのは遠慮していますが、いろいろ士業コンサルタント関係の資料はダウンロードしています。
全くサービスを購入する気はないんですから人のことを悪く言えないですが(^O^)、率直に言って、価値ある施しではなかったです。というより、株取引必勝法や競馬必勝法を売っている情報会社的手法がほとんどなんで白けるんです。
また余談になりますが(こういうこと書くから長くなるσ(^_^;))株は上がるか下がるかどちらかですから、無料情報でA社の株を50人に上がると伝えて、50人に下がると伝えれば、半数は返報性の原理と人間の欲によって入会し高い情報料を払うんです。一方、最初からカネを取って、情報が外れたらお返ししますといっても、半分は返す必要は無いのです。
毎回20人限定セミナーやってみんな年収1千万なれるのだったら、誰にも教えず自分でやりますよね。成功者の体験談しか載せないのも、塾の合格体験記と同じで、10人に1人の成功者がみんなうまくいくように語って(騙って?)います。・・・・余談終了(^▽^;)
街角でティッシュもらったからってその店に行きますか?
そんなこと考えていたら、かなり価値あるものを渡さないと返報性を期待できないんではないかとも思い始めました。しかし、あまりにもサービス内容を公開しすぎるのも自分の首を絞めることになりますよね。たぶん、どの先生方もそのへんのさじ加減に苦労しながら作成されていると思います。もっとも、ホームページ上では、ワンクリックで「おいおい」って言いたくなるほどいろんなことを説明しているかたもいらっしゃいますが・・・。
士業はただ事務所を開いていれば仕事が来るわけでなく、なにがしかの営業ツールが必要となるので、このことを全く否定することはできません。
さて、私はどうしようか、ただいま思案中です。