私は長いこと受験業界の中で生きてきたせいか、大勢の人の前で話をするのは平気、というより楽しいです。100人以上の保護者の前での講演経験もありますし、最大200人の中学3年生を相手に、明け方まで誰も寝かせず7時間授業をしたこともあります。


どうしたら、生徒を寝かさず朝まで授業できるのかとか、自分より年上の方々の前で堂々と話ができるのかを教えてくれって言われましたが、これだけは言葉であらわせないんです。


ただ、ひとつだけ言えるのは、私がひとつだけ心がけていたことがあるのです。実はそれは、かの故田中角栄元総理が使った手法です。彼が言う人の心をひきつける演説の極意は、聴衆の前で「怒る」「笑わせる」「泣く」の3つです。そして、どんなに素晴らしいことを言っても、ひとつ自虐ネタを入れて相手に親近感を抱かせる、ということです。


もちろん授業や講演会で泣くことはできませんが、このことを意識すると、アンケートをとっても不思議と自分の話に対する評価が高いというのは事実です。


ついでに、このブログを読んでいただいている方にだけ教える田中角栄元総理流相手の名前を忘れてしまった時の必殺技を教えましょう。(カッコ内は、言っている本人の気持ち)


 「えーと君、名前なんていうんだっけ?」 (ヤバい、名前忘れた!)

 「○○ですが」(ナンだ、オレのことは覚えていてくれなかったんだ)

 「いや、○○ということは知っているんだよ。下の名前だよ」(よし、名字はわかった!)

 「△△です」(なんだ、覚えていてくれたんだ)

 「そうそう、○○△△くんだったね」(よし、成功!)

 「はい」(フルネームで覚えていてくれるなんて、感激!)


私はこの手で、相手に不愉快な思いをさせなくて済みました。応用すると、さまざまな場面で使えます。


政治家の言動というのは、確かにほめられたものばかりではありませんが、何十万人も自分の名前を投票用紙に書くファンを作るという術は学ぶべきところがあるんじゃないかと思うのです。単なるカネだけじゃないと思うんですね。彼らの悪口を言うのは簡単ですが、学ぶところは多いと思います。

もっとも、選挙後は投票したことを後悔させるのも得意ですし、国会中継なんか見てると、な~んにも参考にならないんですけどね。(財務大臣までやった人が、伝聞を根拠につまらんことを聞いているのを見て、もう少し他に言うことないのかと思いましたが)テレビ向けのパフォーマンスは、ディベートにもなっていませんし、あまり参考にはなりません。強いて言えば、いかに相手を怒らせるかということぐらいですかね(笑)


小沢民主党幹事長が前回選挙で行った徹底的な川上戦略なんかも、何か応用できる余地があるんじゃないかと思ったりします。何が川上かということは選挙と違いますが、人間関係を川にたとえてみると、意外なことに気付くこともあるのかなと思ったりします。


政治家秘書さんのブログでも探してみましょうか。