ロックイン効果について考えています。ロックイン効果とはたとえばポイントカードに魅せられて同じ店ばかり通ったり、3枚集めると牛丼1杯無料みたいに、1枚もらうとあと2回行きたくなるように顧客をロックインする方法です。


士業でこういうことを考える人はあまりいないかもしれませんが、例えば会員制度を作り、1万円の会費を支払うと、その後のサービスは全て規定料金の2割引きにするなんてことも考えられますね。このことを例にとってメリット・デメリットを考えてみました。


<顧客側のメリット・デメリット>

・少ない初期投資で、いざという時相談・依頼できる法律の専門家がいるので、弁護士を顧問として雇うよりコストは少なく、自分が顧問を持っているという安心感と優越感というスノッブ効果もある。

・一人暮らしをしている生涯独身者や、ひとりぐらしをしている親や子供を持つ人たちの安心にもなる。

・相談内容に業務外の事項や法的な争いがある場合には、別途弁護士・税理士・司法書士などの士業に依頼しなければならず、必ずしも全ての法律事項に対処できるわけではない。

・依頼可能業務の範囲が明確でないと、却って不満をいだくことになる。


<士業側のメリット・デメリット>

・そのうち顧客を依頼確実な顧客として見込みリストのランクを上げることができる。

・規定料金を多少高めに設定しておくと、2割のディスカウントは経営上の圧迫にならない。

・人数を限定しておかないと、依頼された業務の処理が滞り、顧客の信頼を失う恐れがある。また、あまりにも人数を限定すると、ビジネスとして成り立たない。

・業務に関連した付加サービス(例えば、遺言・相続であれば、葬儀の事前手配とか、一人暮らしをしている老親に、週1回電話で生存確認をするとか)をつけると商品価値が出るが、自分一人でやりきれない恐れがある。つまり付加価値と業務の質が反比例する恐れがある。

・病気などで業務が行えない時に、同業者に依頼できない恐れがある。


とまあこんなことを考えています。WIN-WINの関係を築くためには、もう少し同業者の業務研究とシステムの工夫が必要なのかと思うのです。士業側が数人で共同して行えばデメリットはかなり解消されると思うのですが、一国一城の主なかりでは難しいかなぁ。でも、相続・遺言に限れば、多少成功のイメージがわくのですがね。


私は士業は事業として考えているのですが、こんなこと考えている人いないのですかね。