1日から東京では中学入試が始まりました。
入試と言えば、校門前で受験生を応援するのが塾屋の恒例行事になっています。
この入試応援。生徒数が多かった団塊ジュニアが受験生だった頃にはあまり流行らなかったんですよね。そんなサービスをしなくても生徒は集まったし、また、親も超競争社会を抜けてきた人たちだったから、自分で乗り越えていくのが当然という雰囲気もありました。
時代は流れ、校門前で腕章をつけ、旗や幟を立て、整列して受験生と握手する姿がどこでも見られるようになりました。塾の宣伝というにはあまり効果は無さそうですが、これに感激して下の子を入れてくれるとか、紹介をしてくれるとかありますんで、バカにならないんですよね。
これ、みんなボランティアで来ている塾と、金出してこさせている塾があるんです。だいたい教師の統率がとれているところは後者ですが・・・・。
私が勤めていたところは、交通費以外もちろん無給。そのくせ、事前に応援に行く学校を調査して間接的・心理的に行くことを強制したうえ、腕章付けろだの(細くて厚着のコートの上から着けられない)、塾のネーム入りのパーカー(恥ずかしい)を着ろだの旗や幟(アホか!)を持って行けだの、うるさいこと言うんですよね。
でも、応援に行く教師は、正直、自分が教えたことのある生徒しか関心が無いんで、目的の生徒に会えるとサッサと帰っていくんですよ。すごいところは受験生リストを持って、和えた生徒の名前をチェックしている塾もありましたけどね。
この入試応援、朝5時過ぎに起きて、生徒が来る前に校門前にいなけりゃならんので、4日も続くと死にそうになります。その間も校舎では中学生・高校生の授業はありますから、睡眠時間は4時間足らずの日々です。電車の中で爆睡しないと体が持ちません。その間も、合否が出てきたり、落ち続ける生徒の面倒をみたり、果ては営業数値を上げなけりゃいけないんで、嵐のような数日間です。
また、長時間外に立っているんで寒いんですよね。体が芯まで冷えるってこういうことかというのがよくわかります。底の薄い革靴なんて履いていった日には、足の感覚が無くなります。絶対体によくありませんって。
今おもえば、何年もよくやったなと思います。夕方フラフラになっていた時もありましたから。私は生徒や保護者から感謝されたいと思ってやったことはありませんが、結構後々まで覚えていてくれるんですね。
一年単位で結果を出せるという仕事はそうそうないですから、塾屋と乞食は3日やったらやめられないって言われます。
今年も体を張る時期が来たな、と感じています。