日曜日、NHKの「無縁社会、3万2千人が孤独に死んでいた」を見ました。
はっきり言って衝撃でした。家族に引き取られない、引き取る家族も親族もいないで孤独に死んでいく人間がこんなにいるとは。
番組の記憶をたどってみると、①会社とのつながりの喪失が社会との接点喪失につながった ②生涯未婚(50歳までに結婚したことの無い人)の増加 が挙げられています。
①はサラリーマンの悲劇でしょうか。家庭も顧みず働いてきた会社人間が、家族に捨てられ、会社を離れると、とたんに社会との接点が無くなってしまう。人脈は会社関係だけ、という日本型会社人間の末路ともいうべきでしょう。
私も、勤めていた時には人間関係を広げることもできず、(もっとも教え子がいたので、そうひどいことにはなっていませんが)結局、社外の人脈は入社前の人脈からたいして広がることもありませんでした。
役員連中はなんだかんだと他業種との交流もあり、そういうことはないので、役員経験者が孤独死なんて聞かないですよね。どこでもそうです。一番バカを見るのは最前線で戦う兵隊なんですよね。
②はかなり深刻です。2030年には男性の29.5%、女性の22.5%が生涯独身者になると言われています。結婚観の変化が原因と言われていますが、むしろ今は収入が少なく結婚できない人が増えていることも事実です。「1人扶持は食えぬが2人扶持は食える」と昔から言われますが、それは未来の灯りが見えているからだと思います。正社員にもなれず、いつまで働けるかわからない状況では、破綻しか見えてこないでしょう。
番組を見て、「孤独死」はこれから誰にでも起こりうる事態だと思います。一人暮らしの方が、最近見ないなと思っていたら孤独死していたなんてことが普通になっていくかもしれません。
この国は、どうしてこんな国になってしまったのでしょうか。人のことに無関心でいつづけ、自分のことに精一杯。気がついたら自分が他人の無関心の海で溺れている。
私も人のことは言えない時期がありました。斎藤一人さんが「一番の罪は無関心の罪だ」と言われましたが、最近はまさにその通りだと思うようになってきました。決してきれいごとではなく、困っている人、気になっている人には声をかけ、自分が役に立つと思ったことは人に教えるようにしたいものです。