鳩山総理の施政方針演説。総理大臣に指名されてから初めての施政方針演説ということで、少なからず興味をもって見ていました。
この方は理系と言う割には、かなり理念で物事を語る方ですね。悪く言えば、「聞こえはいいが具体性は無い」とか「論破しがたいが納得しがたい」と言われるでしょう。しかし、「いのち」という言葉を多用した演説は近年例を見ないものであったことも事実です。
私がこの演説で興味を持ったのがガンジーの7つの社会的大罪。キリスト教では傲慢・嫉妬・憤怒・怠惰・強欲・暴食・色欲を言いますが、ガンジー言ったのは次のようなことです。
理念のない政治 (Politics Without Principles)
労働に基づかない富 (Wealth without Work)
良心を伴わない喜び (Pleasure without Conscience)
人格を伴わない知識 (Knowledge without Character)
道徳心を伴わない商い(Commerce without Morality)
人間性を忘れた科学 (Science without Humanity)
犠牲を伴わない信仰(Worship without Sacrifice)
労働に基づかない富の部分はブラックかと思いましたが、自らのことを責められるのもわかった上で出してくるというのは、昔の政治家のような厚顔さからではなく、本当にお坊ちゃま的な無邪気さの表れなのでしょうか。でも、この7つの社会的大罪。人間の世が続く限り無くならないものなのでしょうね。でも、それを仕方ないとあきらめてしまうことの方が人類に対して大きな罪になるような気がしてなりません。
様々な意見があるでしょうが、55年体制の政治ではもはや時代の流れとそれに伴う民意に合わなくなったことから政権交代が起こったのでしょう。ある意味、無血革命のようなものですよね。ローマ帝国末期のように皇帝がコロコロ替わるように、飽きたらすぐ首を挿げ替えればいいという考えでは国は滅びるのではないでしょうか。私は4年間はじっくりとお付き合いしたいと思っています。