個別指導塾が流行っていますよね。上場している会社もありますし。

少子高齢化の中でどうしてこんなに景気がいいんでしょうか。いくつか分析してみましょう。


「自分のペースに合わせられる」「苦手な科目だけ勉強できる」というのがウリなんですが・・・。


①馬鹿からむしり取る作戦


 私の経験から「自分のペースでなければ勉強できない子」って、絶対に成績が伸びないことを親が知らないからメシの種になるんです。主な勉強って学校でするんでしょ?高校・大学までいって自分のペースでなければ勉強できない子なんて先はありませんぜ。社会に出ても少なくとも会社勤めはできないでしょう。


まずとてつもなく成績が悪い子が多いんです。教えてみると分かりますが、中3になっても This is a table.を疑問文にすることもできない子もいますからね。


そうすると、個別塾は「中1の根本からできていません。このままでは受験に間に合いませんから、通学時間を増やしませんか?」って授業料を上げてくるんです。最初は2万のつもりが、最後には月6万になっていたなんて笑えない話ですよね。

どこかの国の公共工事みたいに、最初の予算で済むことは絶対にありませんぜ。


②アラさがし・脅し作戦


 苦手な科目しか受講しない生徒にいかにたくさんカネを出させるか、これも室長の腕です。その方法は、模試や試験の成績表などを持ってこさせ、悪い科目の受講を徹底的に営業する。


 現在受講している科目の成績が、まぐれでも少し上がった時がチャンス。「ウチの勉強の成果がでましたね。それに対して、数学が悪いですね、。せっかく上がった科目の成果が帳消しにされますよ、来月からいかがですか?」と声かける。


 ここのミソは「ウチの勉強の成果が出ましたね」なんですよ。成果なんてなくっていいし、試験範囲が決まっていればそこだけ繰り返せば、よほどのことがなければ点数は上がりますよ。10点、20点を50点にすることなんてホントに簡単なんです。80点を90点、100点にすることの方がはるかに難しいんです。


 あとは受験2か月前。今年は○○が出題されると言われています。△△が遅れています。その部分の指導をしたいので、あと8時間増コマいかがですか?(自分が対策していなかったことは棚に上げてる)今までケチっていた親も仕方ないかと思って出す。


③ジゴロ作戦

 頭悪くても、イケ面大学生の講師を多用して、講師と生徒の関係がこなれてきたころを見計らって、講師から「ねえ、英語もやってもみない?ボクが教えるから」と言わせる。生徒は親にやりたいと伝え、親は子供が勉強する気になったと喜んでカネを出す。(他の心配もありますがね)


 これ、女子中高生には効果絶大。どうせ個別塾はテキストの解答があれば、高卒レベルの学力で充分教えられますからね。


 東大出身の講師を、他より高い授業料で売り出すのもこの応用編。教師の学歴が高ければ自分の子供の学歴も高くなると勘違いしているバカ親がひっかかる。



 個別塾は客単価をいかに上げるかにかかっています。人件費その他の費用の減らし方は次の機会に。