今回は、知っているようで知らない動物の呼び分け表現を紹介します。


(1)鳩


a. pigeon

b. dove


aは家で飼う鳩で、bは野生の鳩です。

「伝書バト」は、(carrier) pigeonです。

政治思想で、「ハト派」という時は、He is a dove.のようにbを使います

(「タカ派」は hawkです)。



(2)ネズミ


c. mouse

d. rat


cは、家の中や周りに出没する小さなネズミで、コンピュータで使用するcomputer mouseの意味もあります。

dはクマネズミなど大型のネズミで、俗語で「裏切り者」「嫌な奴」という意味もあります。

なお、「ネズミ捕り器」は rat trapです。


(3)ウサギ


e. rabbit

f. hare


eは、家で飼うウサギで、fは野ウサギで一回り大きい体をしています。

イギリスの作家ルイス・キャロルの『不思議の国のアリス』に登場するウサギはfで、

March Hareです。l



(4)カメ


g. tortoise

h. turtle


gは、やはり家で飼うカメで、主に陸で暮らしています。

hは、海で暮らす野生のカメで、sea turtleとも言います。

イソップ寓話でお馴染みの『ウサギとカメ』は

The tortoise and The hare です。


今回は、「窓」と「ベッド」に関する表現をまとめました。


「窓」

a. 窓の外側 → outside the window


b. 窓から外を見て下さい。→ (Please) look out of the window.


c.窓から外に出ないで下さい → (Please) don't go out of the window.

ここで、get awayやget outを使うと、強い命令に響きます。


d. (電車やバスでの注意)窓から外に顔を出さないで下さい → Don't put your head out (of) the window.

この場合の「顔」は頭のことで、直訳すると「頭を窓の外に押し出す」という感じです。



「ベッド」

a. 寝る → go to bed

これは、簡単な表現ですが、bedにtheやaをつけると、ベッドの場所に単に行くという意味になります。

なお、「ベッドメーキングをする」は、make a bedです。


b. 早くベッドに入りなさい → Go into (your) bed early.


c. 彼はベッドにいる → He is in bed.

これは、病気で寝ているという意味もあります。


d. ベッドから出なさい → Go out of the bed.


e. ベッドから降りなさい → Climb down the bed.

二段式のベッドから降りる時に使われます。


f. 清拭(せいしき) → bed bath

ベッドの上や床の中で、病気や体の不自由な人の体を洗うことです。


修飾語は、名詞の前に置くか後ろに置くかで意味が変わることがあります。



a. the boy laughing over there → あちらで笑っている少年

b. the laughing boy over there → あちらにいる(普段から)笑っている少年


aは、一時的に、「発話現在笑っている」という意味で、bは、「習慣的・傾向的に笑っている」という意味です。

名詞の前に来ると、属性として切り離せられない性質ということになります。


同様な例としては、


c. the dog barking over there → あちらで吠えている犬

d. the barking dog over there → あちらにいるよく吠える犬


e. the student working at the supermarket → そのスーパーで働いている学生 

f. the working student at the supermarket → そのスーパーの勤労学生


などがあります。



また、名詞の前に置かれた場合、ストレス(強め)の場所によって意味が変わります

(強める単語を大文字で表します)。解答を示す前に、ご自分でお考え下さい。


e. an ENGLISH teacher

f. an English TEACHER


g. a CRIMINAL lawyer

h. a criminal LAWYER


i. a DANCING girl

j. a dancing GIRL


k. a SLEEPING car

l. a sleeping CAR










eは、an English language teacher つまり、「英語の先生」です。

fは、 a teacher who is English つまり、「イギリス人の先生」です。

修飾語を強めると、その機能を強調することになり、人で言えば職種、物で言えば種類を表します。

一方、名詞を強めると、属性や状態を表し、be動詞を使って関係詞で言い換えられます。


gは、「犯罪専門の弁護士」、

hは、 a lawyer who is criminal つまり、「罪を犯した弁護士」です。


iは、「踊り子」(踊ることを職業にしている女性)、

jは、a girl who is dancing つまり、「踊っている女の子」です。


kは、「寝台車」で、他には a DINNING car(食堂車)などがあります。

lは、 a car which is sleeping つまり、「寝ている車」で、レトリックな意味を除けば、現実的には奇妙に響きます

(反対に、a sleeping BABY は、a baby who is sleeping つまり、「寝ている赤ん坊」になります)。