前回に引き続き、今回も間違いやすいカタカナ英語をご紹介します。



d. 学生にアンケートをとる → send out questionnaire forms and have my students fill out


よく、広告などに「アンケートにご協力頂いた皆様には、粗品を差し上げます」などと書かれていますが、

「アンケート」は、英語ではありません。元々ラテン語の inaquarere に由来するフランス語 enquete で、

「探し求める」という意味です。questionnaire という単語も、元々 question という単語が入っており、

フランス語由来です。「アンケートを取る」は、他にも、conduct a questionnare suvey という表現もあります

(surveyは、「調査」「検査」などの意味があります)。



e. ハイカラなワイシャツ → high-collar dress shirt



これは、ちょうど間違いやすい2つのカタカナ語が入っています。

「ハイカラ」は、明治時代後期から大正時代にかけて、西洋風な姿や言動をする人物を「ハイカラな人」と言っていました。

明治時代、男性の衣服でハイカラー(high collar、高襟)のシャツが流行していたことに由来します。

実はこの、高襟のシャツこそ「ワイシャツ」だったというわけです。

その「ワイシャツ」も、「Y字型のシャツ」が縮まってワイシャツになったわけではなく、white shirtが由来です。

そして、白いワイシャツばかりではありませんので、正装のときなどに着るシャツを dress shirt と言うわけです。

なお、「Tシャツ」(tee shirt)は、「T型のシャツ」が由来です。



f. ベテラン → an expert (in ~)


英語には、veteran という単語はありますが、第一義には、「退役軍人」や「歴戦の兵士」という意味です。

通常は、表記のほかに、形容詞なら experinced を使います。


例:彼はベテラン教師です。

(1) He is an experinced teacher.

(2) He is an expert in teaching.


久々に、間違いやすいカタカナ英語をご紹介します。



a. ~にエールを送る → yell for~, give a yell~


NHKの『みんなのうた』でも流れた、日本の3人組バンド「いきものがかり」のヒット曲に、「Yell」という曲があります。

yell自体には、元々名詞で「叫び声」「怒鳴り声」の意味です。

「応援する」という意味もありますが、、本来は「スポーツ選手に送る応援」という意味があり、

動詞としても、「(試合中のスポーツ選手を)応援する」という意味になります。

従って、歌の「Yell」のように、卒業する人に向かっての応援という意味は、

英語のニュアンスにはありませんが、比喩的に使用されると解釈すれば、なかなか興味深い使用法です。

なお、yell at~for...は、「~(人)に、...のことで怒鳴る」という意味になります。



b. ワンマンバス → one-man operated bus


今や、バスと言えば路線バス高速バスを含めて、ほとんど「ワンマンバス」ですが、

英語で正しく言えば表記のようになります。

もし、manという単語が引っかかるのであれば、

a bus without conductors on boardと言えば、「車掌無しで走るバス」の意味になります。

ちなみに、「ワンマン経営」などと、独善的な指導者や経営者という意味での「ワンマン」は、

autocrat managementと、antocratを使います。



c. コインロッカー → coin-operated locker


operateが出て来たところで、駅や図書館などでお馴染みの「コインロッカー」は、

表記のようになります。

「ワンコインバス」も、もちろん和製英語です。ワンコインすなわち100円で乗れるバスなので、

a bud you can ride for ¥100 yen for a distance などと、説明的になります。


今回は、言えそうで言えない「次の次」をどう表現するかです。


まず、次のような問いを受けたとします。


a. 神田駅までは、何駅ありますか? → How many stations are there before we get to Kanda Station?



stationsの代わりにstops(バスでも使える)、 get toの代わりにarrive atも可能です

(reachは、「苦労して到達する」というニュアンスがあるので、ここでは避けたほうがいいです)。



そして、次のように答えるとしましょう。これは、すぐにご紹介しませんので、まずご自分でお考え下さい。


b. 次の次の駅です。


「次の駅」なら、next stationなので、It's at the next station.と、簡単に言えます。

ところが、「次の次の駅」を直訳して、next of the nextなどというと、よくわからなくなります。


実は、意外と簡単な表現になります。それは、次の通りです。




It's at the second station [stop].


つまり、「次の駅」がthe first stationなので、その次は、the second stationとなります。


他には、the station after the nextとも言います。

ここで、次の曜日に関する表現を見てみましょう。


c. 前の前の土曜 → the Saturday before last (Saturday)

d. 次の次の土曜 → the Saturday after next (Saturday)

e. 再来週 → the week after next (week)


ここで、曜日の前のnextは、副詞と同じ扱いなので、the は付きません。

一方、駅など場所を表すnextは、特定の駅を表すので、theを付けます。