前回、物の値段が「高い」「安い」に関する表現を紹介しました。もう少し見て行きます。



d. 物価が高い → Prices are high.

highの代わりにexpensiveを使うことも可能です。

また、Things are expensive. とも言います。



e. ホテルの部屋から電話をすると、割高になります

→ If you use the telephone in your hotel room to make a call, the price will be more expensive.

最近は、携帯電話をお持ちの方が多いので、ホテルの部屋の電話を使うことは少ないかもしれません。

なお、割増料金は extra charge [fee]で、「人に割増料金を課す」は、charge 人 for the extra です。



f. 国際電話をする時、 一日のうちでいつが一番安くなるのですか?

→ What hours of the day are international calls less expensive?


この場合、least expensiveも、間違いではありませんが、いかにもがめつい印象を与える可能性があるので、

「より安い」という表記の表現が無難です。

その他のホテルでの電話表現に関しては、本ブログ「12.ホテルでの表現あれこれ 」をご参照下さい。





「高い」という言い方は、英語ではその対象によって変わって来ます。



a. 由美と香織では、どちらが背が高いですか? → Who is taller, Yumi or Kaori?


身長のことを表現する時は、もちろん tall を使います。

なお、「どちら」に引っ張られて which を使いがちですが、

which girlのように、名詞を続けて使うほうが自然です。



b, 日本で一番高いビルはどれですか? → What building is the highest in Japan?


この場合、tallを使ってもいいのですが、「ひょろ長い」と言うニュアンスがあるので、

highを使ったほうがいいでしょう。なお、表記の他に、

What is the highest building in Tokyo? とも言えます。



c. それは高すぎます。少しまけて頂けませんか? → It costs me a lot. Could you give me a little discount?


物の値段が高いことを表す時は、「物+cost+払う人」で言いますし、

a lotの部分を金額に置き換えると、かかった値段を表現できます。

もちろん、形容詞 expensiveも使えます。

ただ、反対語で、「安い」という意味で認識されているcheapは、「安っぽい」というニュアンスがあるので、

less expensive, not expensive, inexpensiveなど、他の表現を使うべきです。

「値引きされた」は、副詞的に言うのであれば、at a reduced price [rate],

「良い値段」と言う意味では reasonable、「手が出る」という意味では、

affordableと言うように、その都度使い分ける必要があります。


今回は、基本的ながら間違いやすい表現を紹介します。


例えば、相手が日本語を話せるかどうかを尋ねる時、


a. 日本語を話せますか? → △ Can you speak Japanese?

と、してしまいがちですが、これだと「あなたは話す能力があるのですか?」という失礼な響きになります。



a' 日本語を話せますか? → Do you speak Japanese?

このように、「日本語を話しますか?」と、事実を尋ねるのが良いでしょう。



b. 私の言っていることが分かりますか? → Do you understand (me)?

これも、△Can you ~?だと幼い子どもに対しての質問のように響くので、

表記のように Do you ~?か、Did you ~?を使うと良いでしょう。

なお、 Do you understand what I am saying?は、間違いではありませんが、

Do you~?やDid you~?のほうが簡単で自然です。


また、aもbも、自分のことを言う時は、can を使っても差し支えありません。


c. 私は日本語が話せます → I can speak Japanese.

d. 私はあなたの言っていることが分かります → I can understand (you).



e. 私の話しについて来ていますか?→ Are you with me?

「私の話しについて来る」は、follow what I am saying とも言いますが、

表記のように、be with でじゅうぶんです。

なお、「私の話しが聞こえますか?」は、能力のことを尋ねるわけではないので、

Can you hear me?でも失礼に響きません。



f. 私の話しを聴いて頂けますか? → Could you listen to me?

これも、「私の話しを聴く」は、listen to what I am sayingでも通じますが、

表記のように、listen to~が自然です。