普段の講座では、記録をとってとか、

セルフケアの本で索引のようなレパートリーであたりをつけて、

ひとつひとつのレメディーについて詳しく書かれた部分を読んで、

一つに絞ってねとお話ししますが、

手元に参考にできる本がないけど、レメディーキットはあるという方へ。

三が日で病院が手薄なのはどこも同じですし、

停電で診察できませんという事態がないとも限りません。

 

鼻風邪と腹風邪に使えるレメディーのまとめです。

 

 

【1】 鼻風邪

咳があっても喉が痛い場合も含めます。

 

(1)アコナイト(Aconite)

かかったかなと思ったら、24時間以内でしたら使えます。

鼻水は透明なことが多いです。

 

(2)フェルムフォス(Ferrum Phos.)

のどに来る風邪ですが、声が枯れているのが特徴です。

大きな声を出した後の喉の不調にも使えます。
沢山の人と話した後の喉の不調にも使えます。

 

(3)ベラドンナ(Belladonna)

高熱にベラドンナって覚えてください。

38.5℃を越える体温が続いている時に使ってみてください。

 

(4)ブライオニア(Bryonia)

風邪症状がはじまってから、やたらと喉が渇いて水を飲む場合に

おすすめです。

 

(5)ジェルセミウム(Gelsemium)

インフルエンザの流行時期の風邪に。
周りにインフルエンザに罹った人がいる場合に、お勧めです。
インフルエンザも高熱ですが、ベラドンナとの違いは、
インフルエンザ要素があるかどうか。
・・・と言っても、診断がついてなくても使えます。
身近な感染者や流行以外にも、節々が痛いこともあります。
先にジェルセミウムを摂ってみて、熱が下がらない場合に、
ベラドンナというやり方で摂ってみてください。

(6)ヘパサルファ(Hepa Sulphur)
温めると楽になるので、温かいものを飲んだり、
布団にくるまっています。
鼻水は黄色いことが多いです。

 

(7)プルサティーラ(Pulsatilla)

こちらも鼻水は黄色いことが多いのですが、

温めると悪化しますので、布団でぐるぐる巻きを

嫌がります。暖房の効いた部屋もダメです。
夜寝ていて体が温まると、咳が増えたり、
鼻が詰まったりすることもあります。
あまりのどはかわきませんので、水分の摂り方は
いつもより少ないです。
子供はいつもより親に甘えたり、
しがみついたりすることもあります。

 

 

【2】 腹風邪

(1)アーセニカム(Arsen alb.)

冬場の腹風邪には、こちらです。
下痢や腹痛にどうぞ。
寒冷じんましんにも使えます。

温めると楽になります。

水分はあまり摂りません。

 

(2)プルサティーラ(Pulsatilla)

鼻風邪にも腹風邪にもどちらにも使えます。

あまり水分は摂らないという点で、

(1)アーセニカムとどっちかなと迷うかもしれませんが、
プルサティーラは温めて楽になりません。

 

(3)イペカック(Ipecac)

吐き気の強い腹風邪に。

食べると気持ち悪くなるので、食べません。
無理に食べさせないで、経過を見てください。
水分補給は少量を頻回に摂らせてください。

回復傾向になると、「お腹空いた。」と言い出しますので、
目安としてご活用ください。

 

 

風邪の初動に使えるレメディーは、

こんな感じでしょうか。

レメディーは、摂り方も大事です。
 

 

 

 

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レメディーキットも単品も在庫があります。