三味線・箏奏者で

作曲家の田辺 明先生です。

 

自分で作って歌うので、

シンガーソングライター

ということにもなります。

 

小学校で授業をするという話を聞いて、

「いいなー。大人向けにもお願いできますか?」

それがきっかけでした。

 

 

私が聞きたかったのです。

大人向けの三味線の授業を。

 

 

毎月お座敷で、

歌舞伎座で、

国立劇場で、

三味線を聴いているからと言っても、

知らないことが山ほどありました。

 

 

バチは曲によって、

使用するものが違うそうです。

 

三味線の棹(さお)の太さも

細いの中くらいの、太いのとあります。

太棹は、義太夫ですとか津軽三味線で

有名ですね。
細棹は長唄で、

中棹は地唄の演奏の際に使用します。

 

 

三味線は弾きながら歌う他にも、

義太夫や浪曲での「語る」

というジャンルもあります。

働く自分たちを励ますのに、

馬子唄と言う音楽もあれば、

民謡もあります。

さらに地唄、長唄、小唄、端唄、俗曲と、

いろんなジャンルがありすぎて、

自分の専門以外のジャンルについては、

知らないとのことでした。

 

「じょんがら弾いて。」

「都々逸、弾けますか?」

というのはホントに困るそうです。

 

 

楽譜は横書きだったり

縦書きだったり、

西洋音楽と同じ五線譜の楽譜もありました。

 

 

演奏もたっぷりでしたが、

「これから演奏するたぬきという曲は、

長いです。

あらすじは、狸の親子が猟師と出会って、

命乞いをするという話です。

結局助けられることになったお礼に、

狸が腹鼓を打ってみせるのです。」

という説明付きの安心設計でした。

 

 

image

 

カフェ営業の時は、

ステージにテーブルが乗っていますが、

ステージと客席がこの距離感ですから、

演者に質問できる質疑応答コーナーは、

存分にご活用ください。