この春、丸の内朝大学はリニューアルのための
おやすみをしているので、
「たまに早起きしないと、体に悪いじゃん。」
・・・というわけで、朝からGINZA SIXで能のお稽古を始めました。
観世流の武田宗典先生です。
丸ノ内朝大学で、初めて参加した講義は
「日本の生活美クラス」でした。
日替わりでいろんな先生に日本文化のあれこれを
学びました。
その時の能の担任の先生です。
この面は、孫次郎といいます。
能面師の名前です。
亡くなった妻の顔をうつした「おもかげ」という面が
手にした面のオリジナルで、
そこから全国に広がったそうです。
日本橋の三井記念美術館で、
初めてキャプションを読んだ時は、
その思いに打たれて泣きました。
こちらの面は、翁です。
翁という曲(能は1曲、2曲と数えます。)
で使用されますが、
日本全国どこでも同じ顔をしているそうです。
衣装にも見方があります。
こちらの赤い色味の入った衣装は、
若い娘を表します。
こちらの寒色系の衣装は、
中年以上の年齢の女性を表します。
講義の持ち物には白足袋が必須です。
お舞台に上がる際には、
大事なお作法です。
ヒノキでできている舞台ですので、
「檜舞台」という言葉は、ここから始まったそうです。
締めに「高砂」を謡いました。
発声には呼吸法が自然とセットになるようで、
朝から気持ちがよかったです。
5回の講座の後に、フィールドワークです。
今回の再会をきっかけに、
先生の出演情報はチェックし、
追っかけのように鑑賞していきたいと
思っています。



