母はレメディーの事を、「あんたの薬」と呼んでいます。

ホメオパシーがなんだかよくわかっていないようですが、

実際に人の身に起きることは、信心だけで結果が出るほど

甘くありません。


見てきたようなことと、実際に見たことは違います。


久しぶりに「あんたの薬」という言葉を聞いたなと思ったら、

最後に聞いたのは、父親の介護中でした。

ある日突然「足が痛い。」と言って、そのまま亡くなるまで

寝たきりでした。


整形外科にも見せたのですが、腫れていない関節に

水が溜まってるだの、動くのに関節の拘縮だのという返答は、

とうてい納得のいくものではありませんでした。

通常なら診療科を変えて、医師を変えて、別の意見や

治療をといったところでしょうが、田舎でしたので、

選択肢がありません。

本人に、そうしたいという意思がありません。

そんな本人を、あちらこちらに連れて行くこともできません。

何より時間がなかったのです。末期がんでしたので。


処方された〇キソニンなど、効くはずがありません。

治療すべきなのは、体の痛み以上に、心の痛みですから。

結局、ペインコントロールに関しては、どなたも期待に応えて

くれませんでした。

私が医師だと知ってる主治医が、「後は、そちらで・・・。」

などと言ってくれたものですから、心置きなく「代替医療利用枠」で、

やらせて頂きました。


精神状態を所見に組み入れて、レメディーを選ぶことができるのが、

ホメオパシーのいい所です。

父の足の痛みをとって、気持ちも穏やかになって行くのをみて、

母は「あんたの薬は効くのね。」と、今では一番の理解者になりました。


ここまで深刻なケースでなくても、

「熱は出てないけど、洟をたらしててこの後悪くなりそう。」とか、

「病院に行くたび、抗生物質が出るんだけど、毎週だから

 ちょっと気になる。」

といった場面にお役に立てていただきたいのが、

ホメオパシーセルフケア講座 」です。


5月15日の 「ホメオパシー入門」は、残席が3になりました。

お子さん連れでも参加できますので、ぜひご参加ください。