LOUD PARK2015長括 | REIJI`s DIARY


気づけば1週間経ちましたが、
今回は久方ぶりに本気で望んだLOUD PARKでした。
スレイヤーとメガデスがヘッドライナーだったのは2006年以来ではたしかなかったはずだけど、最初に発表されたメンツがなかなかよかったのでチケット発売日に2日券をゲッツしホテルまで2泊取ってしまった(俺は1時間以内で帰れるんだけど)
でもタイムテーブルを見てみるとメインステージではない3個目のステージに見たいバンドが多く流れていて、メインステージと時間が被っていることも多く、また今回かなりチケットの売り上げも良く人が多かったことで早々にアリーナの入場規制がかかってしまう。とはいえメインの2ステージの待機中の片方は入ることは可能だったので、待機中のタイミングを見計らって離脱しなければならなかった。
今回この日のために1800円くらいする耳栓をゲッツ。先月のクレッシェンドのライブで耳がかなりきつかったので良いものを調べて買ってみた。実際に音がそこまでこもることもなくクリアに聞けたのでよかった。この耳栓はこれからも使えそう。


軽く見たバンドの雑記を。

1日目。

House of loads
意外にも初来日らしく、でもVoのジェームスクリスチャンは93年にPataのソロアルバムに参加していてその時のツアーで1度来日している。高校の頃Xが好きでPataのソロアルバムに参加しているメンバーのバンドのCDを買ったのが洋楽の始まりなんだよね。なのでこのバンドは俺の起源だったりして。昔の曲はちょっと少なく再結成後の曲が中心だったのは残念だったけど今回最初に自分の起源となるバンドでスタートしたのは意味があったと思う。バンドのクオリティも高かった。

Hammerfall
ほんとついに見ることができた感じ。メンバーチェンジによりだいぶバンドの雰囲気が変わっていた。音のバランスも良く音のバランスだけでいったら今回見た中で1番良かったかもしれん。昔は曲により決まった振りがあって面白いけどダサかった。今回はたまに動きを合わせることはあるけどダサさがなかった。良い感じの間というかカッコよさを感じるものになっててグッときたね。

Anthrax
始まって1曲目はまさかのAir。最近やってないと思ってたので最初からヒートアップ。マッドハウスときて3曲目にCaught in a mosh。ここでウォールオブデスが発生し1撃目の後に突っ込んでどつきあいの後に初めて回転に入って回り再度どつきあい。この1曲で疲れたし暴れられて満足ということで退散したら急に過呼吸になって立っても座ってもられなくなって床に寝た。でもさすがに床はきついと歩いていると今回外にマッサージルームというかマッサージ場があって、とにかく横になりたくて20分コースで入ってみた。横になっても胃だか肺のむかつきは取れなかったけど5割くらいは回復。この20分でほんと救われた、枕は素晴らしい。急な運動は危険ですね。

Gamma ray
ガンマレイは安定のカイハンセン。カイハンセンの魅力というのは表情、プレイと味の固まりとでもいうべきか。途中のInductionからのDethrone tyrannyは神がかりすぎた。しかし途中でメインアリーナがかなり混み始めていると連絡がくる。トリのスレイヤーも前側で見たかったので泣く泣くガンマレイを退散。レベリオン聞きたかったー!

Slayer
アリーナに着くとアークエネミー中。スレイヤー側はなんとかまだ前側への入場規制はされてなかったのでなんとかすべりこむ。アークエネミーが終わると前側の後ろの方にいたのだが後ろから中近くまで押された。ちと今の体調ではきついかなと思ったけどここまできたら腹をくくれとばかりに。始まってからは少し端に寄ったのでモッシュには巻き込まれず。途中何度かうずいたが体力的に自信がなかったのでひたすら抑えて。それにしてもトムアラヤの存在感、表情は神々しいものがある。MCで時折見せる優しい笑顔と曲が始まってからの凶器のような表情の変化。アンコール前のレインブラッドで少々移動。サウスオブヘブンからエンジェルオブデスのイントロが流れた瞬間に発生したモッシュに突っ込んだ!あんま覚えてないけど気づけば前5列目程で壮絶などつきあい。ほんとこの1曲暴れるだけで全体力を消耗する。でも終わってから今度はとくに過呼吸になることはなく良かった。


終わってから外に出ると風が気持ちよく良い感じのハイな気分に。ホテルに行く前にお好み焼きを食べに行って、佐藤先生とバカ話と微妙に濃い話をしつつ1日目は終了。


2日目。

Armageddon
客はそこまで多くなかったけど初めて聞いてなかなかよかった。しかししばらく見ない間にクリストファーアモットの風貌がロードの頃のジェームスヘッドフィールドになってたな。

Soldier of fortune(LOUDNESS第2期)
すごく楽しみにしてて前に前に行ってたら前に行きすぎた。Down 'n' dirtyが始まって1分くらいの長いイントロから満を持してマイクヴェセーラが登場。すごいレアな絵を見れた、しかしこの位置は完全なミス。音のバランスがかなり悪い。せっかくのこのメンツなんだから良い音で聞きたいのに、音がごちゃまぜで良かったんだかどうかわからず。今回特に楽しみにしてただけにかなり残念な結果になった。まあとりあえず見れたということで良しとしよう。

Dragonforce
今回1番のサプライズはドラゴンフォースだったな。2006年に見たときは音が悪くてダサくて最悪の印象だったんだけど。ヘルマンリーが今回も充分にチンパンジーで生え際もやばくてチンパンジーで。でも気づけばそのチンパンジーの表情をずっと追いかけていて。チンパンジーで生え際もやばいのにどうしてここまで活き活きとした表情なんだろうかと。超絶ジャンプを決めるステージアクションも段々グッとくるようになり、最後の方にやったInhuman rampageの1曲目の曲がほんとに良かった。この曲こんなによかったっけ。このアルバムWalkmanに取り込まずに売ってしまってて。たまらなく帰りにTsutayaで借りてしまったよ。なんかバンドとして別に昔から変化はないように思うんだけど、この良さは一体どういう変化なんだろう。新しいVoの声とパフォーマンスが良いってのもあったけど、1番はバンドが活き活きと楽しそうに全力でやってるとこだったのかもしれないな。

Helloween
トリのMegadeth側の前側の右後方の1番後ろを陣取ったので、Helloweenも反対側ながらステージもよく見えた。始めのイーグルとDr.stainで客のハートを掴んだ感じ。見てた位置がすごく良い位置で音も良く。Helloweenで音が良かったことなんてこれまで1回もなかったんだけど今回は音が良かった。途中最近の曲が多くちょっと客もヒートダウンしてたけど、最後の方のHalloweenから始まりキーパーで終わったメドレーがすごく良かった。キーパーって実は今までそこまで好きな曲じゃなかったんだけど今回でお気に入りになってしまったよ。ライブの影響ってのは大きいね。ヴァイガードのクールな表情は今まで幾度となく味わったヘボプレイで台無しなことが多かったが、今回は完璧。そういえばなんかマーカスのベース弾く立ち位置ってのは独特なんだよね、謎の存在感がある。

Megadeth
今回いろいろなバンドを見てきたけど、全てメガデスというかデイブムスティンが持っていってしまった。ギターにまさかのAngraのキコルーレイロが決定し、ドラムも変わりちょっと不安もあったけど。結果的にデイブムスティンがいれば今回もメガデスは成り立っていた。今回はステージ後ろにまさかの映像モニター。昔はMEGADETHってロゴがあるだけの簡素なステージだったのに、映像演出はなかなかにメガデスの魅力を上げていた。とくにSweating bulletsのAメロでジャジャージャ毎に囚人?の写真が切り替わるところがなんか良くて。前もそうだったけどなんかこの曲はライブだと映えるんだよな。ほとんどのバンドが前のめりのステージをやってる中でムスティンだけが下を向いて棒立ち。それで成り立ってしまうのはムスティンだけだ。振り返ってみると内から来る興奮を味わえたのは今回メガデスだけだったね。忘れてた何かを思い出したような今回最高のライブでした。


終わってから疲れ果ててたので居酒屋などにも行かずサイゼで軽い飯を食っただけでホテルに戻った。実は今回のラウドパークでメタル卒業しようかとも思ってたんだけど、逆に眠りから覚めてしまって困ってる。それくらいほんと良かったし楽しかった、過酷だったけど。この感覚はほんとに久しぶりだったし懐かしく、10年前の頃に戻ったような感じだった。結局俺はこっちなんだよな。いくら真っ当に生きたいと思ってもこういうの体験しちゃいとまただめな道に戻ってしまいそうだよ。