ブラヴォー!オーケストラ、作曲家たちの自然観、田園交響曲と題して、東京フィル第996回サントリー定期シリーズ、名誉音楽監督のチョン・ミョンフンの指揮で前半のベートーヴェンの田園が放送された。後半は春の祭典、この2曲の組み合わせは大植英次、大阪フィル音楽監督として最後の定期演奏会でもやっていた、チョン・ミョンフンにとってベートーヴェンは十八番、東京フィルと全曲録音したのも20年前、この曲は東京フィルとの2016年にもやっていて、第1楽章、理想的なベートーヴェン、東京フィルを完全に手中にして素晴らしい世界、第2楽章もこの曲での理想的な表現、大ベテランのチョン・ミョンフン、素晴らしい、第3楽章、地味にうまくやってくれて、第4楽章の世界を聴いて、この曲がアルプス交響曲のルーツと理解、第5楽章も見事で、若きバッティストーニと対照的なベートーヴェン、意味のあるライヴであった。