ベストオブクラシック、フランス音楽の名曲、5回目はミッコ・フランク指揮のフランス放送フィル、前半にエマールとのラヴェルのピアノ協奏曲、後半はベルリオーズの幻想交響曲、エマールはブーレーズともこの曲を録音して、日本でデュトワ/N響とも演奏、この曲にエマールは絶対の自信、この曲、古典的な要素、ジャズの要素とあり、大ベテランのエマールによる素晴らしいイマジネーションを満喫できた。エマールはアンコールにブーレーズのノタシオン、リゲティのムジカ・リチェルカータを演奏、二人ともエマールに作品提供、見事なものであった。幻想交響曲は少し遅めのテンポで丹念な熱演、第1楽章のカラフルさ、第2楽章の色彩感、第3楽章は怪奇的要素はそれほど感じず、スケール大きく、第4楽章、壮大なもの、第5楽章も見事なクライマックスを堪能できた。アンコールはシベリウスの悲しいワルツ、これも決まっていた。