ベストオブクラシック、4月のN響A定期、第2007回定期演奏会、ヤノフスキの指揮で、シューベルトとブラームスのハ短調交響曲、シューベルトとブラームスの組み合わせはエアチェックでも異例のもの、コンマスはドレスデン・フィルのヘンドリヒ、N響とは東京・春音楽祭でワーグナーを指揮して、かつてはN響とフランス音楽も指揮、ショスタコーヴィチも指揮していたが、最近はドイツ音楽のスペシャリスト、シューベルトの交響曲第4番「悲劇的」、質素で、このタイトルはシューベルト自身による命名、シューベルトのハ短調交響曲のもの、第1楽章から深みあり、緻密なもので、第2楽章の味わい、第3楽章の存在感、第4楽章、見事なものを聴かせてくれた。ブラームスの交響曲第1番、第1楽章、ヴァントの指揮を思わせて、ゲルマンの極み、第2楽章、深みとドラマ性、見事で、第3楽章をメロディアスにして、第4楽章の壮大なクライマックス、ブラームスの真骨頂をヤノフスキの指揮で楽しめた。