ベストオブクラシック、新鋭マエストロ特集の2回目はロシア出身のエメリャニチェフとバイエルン放送交響楽団、昨年10月のライヴ、ドイツ系のものである。エメリャニチェフは1988年当時のソ連生まれ、モスクワ音楽院でロジェストヴェンスキーに指揮を学び、世界で指揮、ミュンヘンのオーケストラ、バイエルン放響とのもの、フェリックス・メンデルスゾーンの姉、ファニー・メンデルスゾーンの序曲ハ長調、シンプルで暖かく、クリアなものをやってくれていた。ブラームスのヴァイオリン協奏曲は名手イザベル・ファウストのソロ、第1楽章、壮大で、イザベル・ファウストのヴァイオリン、大変な完成度のもの、第2楽章、ていねいで暖かく、第3楽章、見事なクライマックスを満喫できて、イザベル・ファウストはアンコールに、二コラ・マッティスの小品をやってくれて、大変に良かった。シューマンの交響曲第4番、第1楽章、ゲルマンの世界をしなやかにやってくれて、第2楽章、武骨さと、洗練された響きが見事、第3楽章、重厚、第4楽章、壮大な響きでシューマンのロマンを的確にやってくれていた。