ブラヴォー!オーケストラ、第4週は大阪からの放送、京都市交響楽団第685回定期演奏会、第14代常任指揮者・沖澤のどかによるフランス音楽のもの、当日は他にオネゲルの交響曲第5番も演奏されていた。フランス6人組のタイユフェール、ハープと管弦楽のための小協奏曲、初耳のもの、名手吉野直子のソロ、日本では滅多に演奏されないが、沖澤は名作というもの、広上淳一の薫陶で日本有数のオケになった京響、沖澤の指揮でも見事、知られざるフランス音楽の名作を見事にやってくれていた。イベールの寄港地、FMライヴのエアチェックは15年ぶり2度目、フランスの色彩を見事にやってくれて、沖澤の指揮、さすがのものを聴けた。ラヴェルのボレロは、四分音符66のもの、全体16分、少し遅めというが、特に違和感はなく、カラフルなフランス音楽の世界を満喫できた。アンコールは徳山美奈子の交響的素描・石川、加賀と能登のうたによる、からのもの、沖澤はオーケストラ・アンサンブル金沢の研究生をしたこともあり、能登半島と関係あり、音楽でやれることをというもの、意味のあるアンコールであった。